徒然日記
10月2日 その1529『逢坂誠二の徒然日記』
函館は、寒い朝を迎えました。
朝の気温は一桁台です。
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昨夜の帰宅時、
あまりの寒さに体が震え、
奥歯が噛み合わないほどでした。
天気予報を観ると、
雨のマークに交じって、
雪だるまの絵も見えます。
1)中空土偶
1975年、南茅部のジャガイモ畑で、
いも掘り最中の小板アエさんが、
土偶を発見しました。
最初それが、どんなものであるか
あまり詳しく分かっていませんでした。
後になって、そのジャガイモ畑周辺が、
縄文時代後期(約3200年前)の集団墓であり、
土偶はその一角に埋納されていたことが確認されたのです。
これらの調査結果などを受けて、
2007年、中空土偶は北海道内初の
国宝に指定されたのです。
この中空土偶の愛称は、
南茅部の「茅」と、中空の「空」をとって、
「茅空(かっくう)」とされました。
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昨日は、道の駅と、
この茅空の常設展示施設を併設する、
函館市縄文文化交流センターの開所記念式典が、
行われました。
昨日、この茅空を初めて見ました。
茅空の表面には、
縄目の模様が極めて精巧にデザインされています。
ふっくらと丸みを帯びた形状も独特です。
3千年以上も昔に、
このようなものを造る技術があったとは驚きです。
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縄文文化は、1万年も続き、
文化というよりも
文明と呼ぶにふさわしいものかもしれません。
しかもそれは、自然にストレスを与えない、
自然との共生の文化だったとも言われています。
私たちの社会は縄文文化から学ぶべきことが、
多いのかもしれません。
新しくできた、
この縄文文化交流センターが、
縄文文化の発信拠点となるばかりではなく、
地域の原点を探る
心の故郷になって頂ければと思っています。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2011・10・2 Seiji
Ohsaka
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