徒然日記
8月16日 その1483『逢坂誠二の徒然日記』
都内は昨夜も熱帯夜で、朝早く目が覚めしました。
東京の熱帯夜は12日連続でしょうか。
今日の予想最高気温も34度の見込みです。
1)泊原子力発電所
昨夕の報道によれば、
定期検査中で調整運転している泊原発3号機に関し、
高橋知事が今日、
営業運転再開の容認を表明する見通しとのことです。
どうも解せません。
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この間、私の事務所でも、
北海道電力からのヒアリングをしていますが、
北電の姿勢は、原発の運転再開が
当然との対応に感じられます。
また北海道の姿勢も3.11以前のスキームの中での判断です。
3.11以降、保安院が十分に機能していない側面が
多々指摘されています。
それにも関わらず保安院の検査でOKだったことを理由にして、
再開するのは、あまりにも形式的過ぎます。
北電、北海道とも、
3.11大震災からもっと大きな教訓を得るべきです。
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13日付北海道新聞に次の記事が掲載されていました。
== 以下、引用 ==
北海道電力は、
風力など自然エネルギーによる発電の全量買い取りを電力会社に義務づける
「再生エネルギー特別措置法」が施行されても、
風力発電の新たな買い取りをしない方針であることが12日、明らかになった。
電力の安定供給のため同社が独自に定めた
風力発電の買い取り上限(風力発電連系可能量)である
36万キロワットが既に満杯のためで、
同法の下でも新規の買い取り拒否は例外規定で認められるとしている。
同法成立を前提に、
通信大手のソフトバンク(東京)が
留萌管内苫前町で国内最大級の風力発電を計画するなど、
道内では風車建設に向けた動きが出ているが、
北電の方針が変わらない限り、新たな建設は困難となる。
== 以上、引用終了 ==
この記事が事実だとすれば、
北電は現状と将来を読み解く力、
リテラシーが欠如していると指摘されるおそれがあります。
仮に今後とも一定期間原子力への依存が続くとしても、
そこには最大限の安全対策と説明が必要です。
また再生可能エネルギーへのシフトも必須です。
北電は、今後の会社の進む方向を大きく指し示す必要があります。
もちろんそのために、
国の大きな方針も必要です。
電力をはじめとするエネルギー問題は、
日本の政治家の中心課題として、
今まで以上に大きな柱になります。
2)フクシマ論
昨日、『フクシマ論』の著者である開沼博さんから、
Twitterを通してコンタクトがありました。
直接の連絡を受け、恐縮しています。
現在、ほぼ読み終えましたが、
多くの方々に読んで頂きたい内容です。
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また前福島県知事の佐藤栄佐久さんが書いた
『福島原発の真実』(平凡社新書)も読み始めました。
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いずれの著書でも、
今まで何となく語られていた不都合な真実が、
堂々と語られるようになっています。
3)一枚のハガキ
過日、今話題の映画
『一枚のハガキ』を観る機会に恵まれました。
99歳の新藤兼人監督最後の作品として、
新聞等の前評判の高いものでした。
戦闘のシーンはありませんが、
人の人生をボロボロにしてしまう、
戦争の愚かさ、悲惨さが伝わります。
さらに大竹しのぶという俳優の、
常軌をこえた演技も見ごたえがあります。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2011・8・16 Seiji
Ohsaka
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震災の復興。
国会。
何もかも、原発の為に、停止している。
地方分権を口ではいいながら、非常事態に対する対応が、できていない自治体が多いように見えた。大きくなればなるほど、その傾向は顕著で、小さい自治体の方が、明確な意思を持って動いている気がする 。
公共事業やりたいんでしょう。
せめて、意味のある事業にしていただけませんか。
もう、道路や空港、ダム、新規には必要無いでしょう。メンテ維持する人員さえ、この先確保は難しい。
北電が電気買わないなら、同時に食糧保存冷蔵庫、冷凍庫とセットで発電基地つくってはどうですか。
というより、法律違反をする北電に対して、莫大な罰金を科して、それを原資にして、さらに地熱、風力、太陽光、蓄電設備を作りまくるのはどうですか。
それから、汚染地域を広げないでいただきたい。
瓦礫を北海道に持って来ないで欲しい。
食糧の増産計画を、しっかり立てないと、来年、飢えることになりそうな不安がします。緩い暫定基準で作られた農作物や加工品で、2次被害を出さないようにして欲しい。
日本国民を22世紀にも繋げていくために、汚染地域を増やさない。
汚染された水や、空気、原材料の中で作られた食品は、全国に散っていくんですから。
2011年7月27日 衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明
を見ました。
今、一番優先しなければならない仕事を政治家のみなさんには、していただきたい。
この国は、原発崩壊以降止まったまま、前進なんかしてませんよ。