徒然日記
9月21日 その2586『逢坂誠二の徒然日記』(4281)
一泊二日の島根滞在、
様々な出会いがあった。
島根をはじめて訪問したのは、
40年前、中学三年の時だった。
小学校高学年の頃から
島根や山陰地方に対する
漠然とした憧れがあった。
小学校6年のとき、島根訪問を意図したが、
一人で旅行するには時期が早いと止められた。
中学三年になってやっとその思いが実現した。
それ以来、何度か島根を訪問しているが、
訪れるたびに、あの地域でしか感ずることのできない
独自の雰囲気に触れることができる。
今回も同様だ。
(もしかするとその感覚は、
私だけにしか感じないものかもしれないが。)
その上、今回の訪問は、
多くの皆さんとの交流もあった。
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一昨夜は、島根市職員ユニオン幹部の皆さんと、
硬軟織り交ぜて色々な意見交換をさせて頂いた。
4時間に渡る時間を共有させて頂き、
ユニオンの皆さんの考え方が良く理解できたし、
本当に尊敬できる取り組みをしていることが分かる。
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昨日午前は、2時間以上にわたって
民主党島根県連の皆さんと意見交換をした。
地域での悩みが良く理解できたが、
議会であるべき活動をすることの難しさを痛感している。
言うことが簡単だが、
様々な慣例やしがらみに支配された議会で、
思い切ったことを断行するのは簡単ではない。
多様な人材が議員になることのできる仕組みを確立する
ことの重要性も改めて痛感する。
地域の人口構成(年齢、性別、職業など)と、
現在の議会構成が大きくかけ離れていることが多い。
だからどうしても議会の議論が、
地域の皆さんにとって我がことのように思われない。
地域の人口構成に近い形で、
多様な人材が議員になれるよう制度改正をすることが必須だ。
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午後からは、
島根市職員ユニオンの研修会で講演を行った。
この前後に、10年以上前にお会いした
二人の方との再会があった。
一人は、私の『町長室日記』(拍櫓社)を持ってこられ、
出会った時の一節に指し示してくれた。
こんなに丁寧に、
私の本を読んでくださっていることに、
深く感謝するとともに、
発信する責任の重さを痛感する。
講演の前後の短時間に、
人口減少地域の地域活性化などについて、
密度濃い意見交換をした。
地域外に住む方々が、
特定の地域を応援する仕組みに関する議論が印象的だった。
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研修会は、土曜日にも関わらず
500名近い方が参加した。
公務員の役割や、
政治に関与することの意義などを話させて頂いた。
しかし私の集中力がちょっと散漫になり、
話に一貫性と迫力を欠いた。
反省している。
そんなこともあって、
講演後の質疑が少なかったのだと思う。
講演での出会いは、一期一会だ。
私の話を二度と聞くことのない方が大半だ。
そのことを改めて心に強く刻んで、
講演に臨まねばならない。
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講演終了後、一昨日と同様に、
車で出雲空港に送って頂いた。
車内では、地域の情報化や
市役所から市民への情報伝達手段について、
色々な話を聞かせて頂いた。
我が函館地域との対比を思いつつ、
これも大いに勉強になる話だった。
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私の思いれの深い島根。
できればもっと滞在したいところだが、
後ろ髪を引かれる思いで、出雲空港を後にした。
お世話になった多くの皆さんに
心から感謝している。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・9・21
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