徒然日記

6月14日 その2487『逢坂誠二の徒然日記』





函館は、今朝も雲が多い。

日中もずっと雨か曇りの予報だ。

そして気温も相変わらず低く、
最高は20度になるかならない見込みだ。

1)鹿部後援会
昨夜、鹿部町の皆さんの計らいによって、
鹿部後援会が設立された。

本当に有り難く思う。

後援会設立後、私から活動報告をさせて頂き、
その後、食事をしながら意見交換もさせて頂いた。

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活動報告では、
20年前に私が政治活動をした頃の話から、
今、安倍総理が進める解釈による憲法改悪まで、
幅広な話題に言及した。

参加された方からは、非常に分かり易く、
今の政治情勢が理解できたとの評価も頂いた。

厳しく苦しい状況ではあるが、
歯を食いしばって、
着実な歩みを続けなければならない。

2)狭小な議論
集団的自衛権に関する与党内自民党と公明党の議論を見ていると、
視野の狭まった狭小な議論の危機を強く感ずる。

あの議論は、日本と世界の平和をどう守るかではなく、
とにかくどんな形でも良いから
集団的自衛権を認めることが目的の議論になっている。

つまり予め結論が決まってるわけだ。

その結論に合わせるための理屈(屁理屈)を、
何とか探し出そうとする議論であり、
それは平和のための議論ではない。

日本に武力行使をしていない国に対する、
日本の武力行使を可能にする集団的自衛権の行使を
認めることを前提とした議論なのだ。

その結果、現時点で次の理屈が持ち出された。

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日本が攻撃を受けていなくても

「他国に対する武力攻撃が発生し、
 わが国の存立が脅かされ、
 国民の生命、自由および幸福追求の権利が
 根底から覆される恐れ」があり、

他に適当な手段がない場合、
必要最小限の範囲内で集団的自衛権の行使を認める。

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わが国の存立が脅かされる


国民の生命、自由および幸福追求の権利が
根底から覆される恐れ

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大事なのは、
「幸福追求などの権利が覆される恐れ」の、
「恐れ」の部分だ。

「恐れ」とは、まだ恐れが現実に至っていない場合も含むわけだ。

つまり予測的に行動を起すことが可能だ。

この予測の範囲が曖昧な中では、
自衛権の行使が拡大する可能性は否定できない。

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これは完全な言葉遊びであり、
とにかく集団的自衛権を認めるという目的ありきの議論だ。

何度も繰り返し主張するが、
どんな形であれ集団的自衛権を認めるということは、


武力行使をしていない国に対し、
日本が武力行使を行うことを認めること


これは現行憲法下では到底認められるものではなく、
これを認めることは憲法の変更に等しいこと

この二つを可能にすることだ。

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他国への武力行使で、恐れがある場合は、
集団的自衛権を行使できるとすれば、
その範囲は相当に拡大できる可能性が高まるだろう。

とにかくこの自公議論をいったん休止して、
頭と心を冷却し、再度、多角的視点から議論をすること
これが今の日本に必要なことだ。

さあ今日も、しっかりと前進します。

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        2014・6・14
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