徒然日記
4月9日 その2421『逢坂誠二の徒然日記』
今日も春の朝らしい
落ち着いた雰囲気の夜明けを迎えた。
しかし朝は寒い。
最低気温は零度程度だ。
1)集団的自衛権
安倍総理が、昨夜のテレビ番組で、
集団的自衛権に関し、
行使できる事例を限定して容認する方向で
調整を進める考えを示している。
これは明らかに詭弁であり、騙されてはいけない。
論点は明確だ。
集団的自衛権議論の本質は、
「日本が直接攻撃されていないが、
他国のために武力行使することが妥当かどうか」、
この一点につきる。
どんなに限定的なケースであれ、
この前提を崩す針の一穴を開けてしまえば、
あとは解釈の拡大で
いかようにも集団的自衛権を行使する範囲を
広げられる可能性が高くなる。
しかも、その憲法解釈の変更を閣議で決めるなら、
憲法や立法趣旨に関係なく、
政府が解釈によって何でもできることになる。
これでは、立憲主義が崩壊する。
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総理は、1959年の砂川事件の最高裁判決について
「集団的自衛権を否定していないことは、
はっきりしている」と明言した。
これは論理のすり替えだろう。
1959年当時、集団的自衛権の概念は存在していないはずだ。
常に論理のポイントをすり替える総理の詭弁に騙されてはいけない。
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今の日本は、極めて危うい帰路に立っている。
おかしな方向に驀進するのかどうかの分かれ目だ。
しばらく国政選挙はないと予想されるが、
我々は声を上げ続けなければならない。
こうした政権の暴走に歯止めをかける
集会やシンポジウムに参加する。
いろいろな場面で意見を発表する。
我々ひとり一人がこうした取り組みを継続することが重要だ。
この継続が止まれば、政権の思う壺にはまってしまう。
今日も、しっかりと前進します。
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2014・4・9
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