徒然日記
11月30日 その2291『逢坂誠二の徒然日記』
昨夜遅く、南茅部のひろめ荘に入った。
今朝、早い時間に定置網の巻き上げ漁船に乗るためだ。
私もスケソウダラのTACなどをはじめとして
漁業に随分と力を入れている。
しかし、地元の定置、大棒網漁の模様を
沖合で見たことはない。
そのため以前から、漁に支障のない範囲で、
漁船に乗ることをお願いしていた。
今回、それがやっと叶った。
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午前4時、臼尻港から漁船に乗り込み、
定置の現場に向かう。
この時期のこの時間、当然、空は真っ暗。
幸い今日は、風も弱く海はないでいる。
ところが船に乗る前から、
今日は潮の流れが速いため、
網上げはできないかもしれないとのこと。
魚群探知機で、あらかじめ網の状況が、
ほぼ分かるのだという。
港の出て10分あまりで、
定置の場所に漁船が近づく。
先に到着していた漁船から、
どうも網上げは難しそうだとのサインが送られる。
私の乗った漁船に同乗した船主も、
残念だが潮が速すぎて網上げができないと判断。
結局は、二隻とも空振りで港に戻ることになった。
これが漁の現実だ。
どんなに天気が良さそうであっても、
こんな日も多いのだという。
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今回、私が乗船をお願いした船主は、
定置を2か所、船を4艘所有している。
それを切り盛りする乗組員は26名だ。
当然なことだが、漁があろうがなかろうが、
乗組員の皆さんには、
給料を払わなければならない。
だからこそ、漁のある時には、
少しでも利益を確保する必要がある。
今日の乗船で、
こうしたことを身をもって知ることができた。
漁師さんたちと一緒に船に乗り込んで、
貴重な体験をさせて頂いた。
今後の仕事に少しでも反映したいと考えているし、
さらに網上げが可能なチャンスに
再度、船に乗りたいと思っている。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・11・30
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