徒然日記

10月10日 その2240『逢坂誠二の徒然日記』





今朝のニューヨークは、雲が多めだ。



朝の気温は12度、

日中は21度程度になる見込みだ。



函館の気候と似たり寄ったりの感じで、

極めてストレスなく過ごしている。







1)イエレン氏

今日のNYのテレビニュースでは、

連邦準備制度理事会(FRB)の

バーナンキ議長の後任となる

イエレン氏のニュースで持ち切りだ。



オバマ大統領は、

来年1月末で退任するバーナンキFRB議長の後任に、

ジャネット・イエレンFRB副議長を9日、指名した。



任期は4年で、上院の承認を経て決まる。



今年、発足100年となるFRB初の女性議長となる見込みだ。



イエレン氏も、バーナンキ氏同様に、

金融緩和を支持する方向らしいが、

FRBは量的緩和からの「出口」を模索している。



イエレン氏は、

世界経済への打撃を回避しつつ、

どう量的緩和から脱却するのか、

結構難しいかじ取りになるものと思う。



ジャネット・イエレン氏は、

ニューヨーク出身。



カリフォルニア大バークリー校教授、

FRB理事、サンフランシスコ連銀総裁などを経て

2010年からFRB副議長。67歳。

夫のジョージ・アカロフ氏は

ノーベル経済学賞の受賞者だという。



イエレン氏は、オバマ大統領から正式に指名を受けた後、

雇用環境の改善に取り組む旨の発言をしている。



NYを歩いていると、



・人種の多さ、



・多様な価値観



・公共インフラの老朽化



・小さな政府志向論が強い



以上のことなどを感じ、



イエレン氏の金融経済、

そしてオバマ大統領の財政経済、福祉などの取り組みは

簡単ではないことを痛感する。







2)国民皆保険制度

連邦政府予算が成立せず、

アメリカの公的機関の閉鎖は2週間目に入っている。



しかしNYの街なかを見る限り、

あまり混乱している雰囲気もない。



不思議な感じがする。



今回の予算不成立の引き金は、

医療保険問題だ。



多くの先進国では「国民皆保険制度」を設けている。



アメリカでは、

この国民皆保険制度を導入しようとするオバマ大統領に対し、

下院共和党が延期か廃止を求め予算案を人質に取って抵抗している。



その結果、先週から政府機関の閉鎖となっている。



国民皆保険制度の維持、堅持が叫ばれる日本では、

考え難い状況だ。



アメリカでは、

1960年代のジョンソン政権時代に

「メディケア」という高齢者向けと、

「メディケイド」という貧困層向けの医療保険が創設された。



しかし保守派は、

今でもこの制度にあまり納得していないという。



1993年にも、

民主党は国民皆保険の創設を検討したが、

共和党の激しい反対により断念した。



我々は、国民皆保険が、あるほうが安心と考えるのだが、

アメリカの保守派なぜ、

それがない方が良いと考えるのか不思議なことだ。



その理由は、明日の日記で書きたいと思う。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・10・10 Seiji Ohsaka

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