徒然日記
4月20日 その2066『逢坂誠二の徒然日記』
昨日、札幌市内で開催された
アベノミクスに関するシンポジウムで
コーディネーターを務めた。
その後、憲法に関するインタビュー取材もあり、
今朝は、札幌での朝だ。
空は晴れ間が広がっているが、
気温は低目のようだ。
1)貿易収支
財務省が、一昨日、2012年度の貿易統計の速報を発表し
た。
貿易収支は8兆1698億円の過去最高の赤字だ。
円安で輸入額が膨らむ。
円安で輸出額が伸びるはずだが、
生産拠点を既に海外に移しているから輸出は期待ほどに伸びない。
また、中国との貿易額が落ち込んで、輸出額が減っている。
対中国の貿易赤字は3兆9990億円で過去最大。
欧州への輸出は、14.1%減の6兆3909億円と
約20年ぶりの低水準に。
一方米国向けの輸出は、
自動車や自動車部品が好調で1割ほど伸びている。
これらの数字は何を意味するのだろうか。
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円安で、日本経済は元気にならない可能性がある。
輸入に頼る内需産業は、より厳しい状況になる。
TPPによってアメリカとの貿易額を増やすよりも
対中国、対欧州への対応が必要なのではないか…、
こんなことが見えそうな感じがする。
2)主権
憲法、TPP、原発などについて、
色々な方と議論する機会が多い。
その際に不思議に思うことがある。
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現在の日本の憲法は占領下にアメリカに押し付けられた憲法であり、
日本の真の主権を回復するために
自主憲法を制定すべきと主張する方が結構いる。
独立国として主権をしっかりと守ることは大事なことだ。
しかしこうした方々の中には、
日米地位協定、日米原子力協定を
あまり強く否定する雰囲気が見られない上、
TPPへの参加を強く主張する方が多い。
つまり自主憲法の制定で、
国家主権を声高に叫んでいる割には、
軍事、エネルギー、経済的、社会的規制などの主権については、
言及が少ないのだ。
私は、こうした方々の議論を聞いていると、
いつも矛盾が多いと感じている。
憲法改正を声高に叫ぶ皆さんは、
単に憲法を改正することだけが
目的になっているのではないか、
そんな思いを強くしている。
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今日午前は、札幌市内で党の常任幹事会。
午後は函館市内で、
地域づくりを考えるシンポジウムが開催されるため
昼には飛行機で函館空港に移動する予定だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・4・20 Seiji Ohsaka
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