徒然日記
4月16日 その2062『逢坂誠二の徒然日記』
函館は雲の少ない朝を迎えたが、
路面はぬれている。
場所によっては、凍っているところもある。
朝の気温は零度程度。
午前中は晴れ。午後は曇り。
そして夜は雪…、こんな天候のようだ。
日中は11度程度になるというが、
変化の多い天候だ。
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ボストンマラソンのゴール付近で、
少なくとも2度の爆発があり。
死傷者が出ているという。
信じられない、悲惨な事態になっている。
1)嘘
民主党政権は嘘つきだと、
随分多くの批判を頂いた。
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子ども手当26千円は、13千円しか実現できなかった。
事業仕訳で、不要財源は5兆円しか見つかっていない。
高速道路無料化も、震災の影響でストップした。
普天間基地は最低でも県外は全く実現しなかった。
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たとえば以上のようなことだ。
色々な隘路があって、一部しか実現していないことや、
普天間のように、
全く実現の目途が立たなかったものがあるのは事実だ。
もちろん農業の戸別所得補償や高校授業料の無償化、
交付税の増額、診療報酬の増額改定など、
実現したものもあるが、
実現できなかった政策があるのは事実であり申し訳なく思うし、
数多くの批判は、甘んじて受けねばならない。
ところが最近、地元歩きをしていると、
今までの批判とちょっと違った声を聞くようになった。
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民主党の政策の未達成は、程度の問題だ。
つまり4割はできたが、6割未達成だとか、
方向は悪くなかったが着手できなかったなどのことであり、
それはそれで問題だ。
それらを達成出来れば確かに国民は喜び、
社会が良い方向に向かっただろうに、
民主党はその期待を裏切った。
しかし、今回の自民党は違う。
TPPへの積極参加や原子力の推進は、
政策実現の割合の問題ではない。
選挙のときに訴えていたことと
逆のことを積極的に行うという、全くの裏切りだ。
同じ嘘でも嘘の質が違う。
しかもその嘘によって、
社会が大きく変質する可能性がある。
民主党の不誠実さによって期待は裏切られたが、
社会が根っこから変質するものではない。
その意味において、自民党の罪は深い。
だが自民党の嘘が、正面から批判を受けないのは、
数字でその嘘を簡単に表現できないからだ。
本質的な罪は、
自民党のほうが深いはずなのに、
これを批判しないマスコミはおかしい。
もちろろん民主党も消費税は約束と違うことをしたが、
民主党は選挙で大惨敗をした。
そして消費税の導入は、
留保条件が付き、
税率アップはまだ最終決定ではない。
その意味で、
みそぎを受けることと、
最終決定をしていない誠実さがある。
民主党の嘘と、自民党の嘘、どちらも嘘には違いない。
どちらの嘘が日本の将来に大きな影響を及ぼすのか…、
そのことを考えてみると嘘の質が違う気がする。
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最近は、以上のようなニュアンスの話を聞くことがある。
なるほどと思いつつ、政治と表現、
さらに伝え方の難しさを強く感じている。
2)サポーター・個人献金
地元で挨拶回りをしつつ、
サポーターのお願いをしている。
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民主党サポーターは、民主党を応援したい18歳以上の方。
会費は、年間2,000円。
所属は、申し込み手続きをした総支部、
つまり私の事務所を通して行うと私の支部所属となる。
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サポーターは、こんな決まりになっているが、
いまさら民主党に関わりたくないという方も少なくない。
サポーターとなることで
逢坂誠二個人を支えることになると申し添えつつ、
お願いに歩いている。
https://common.ohsaka.jp/supporter01.html
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また個人献金のお願いも同時に行っている。
現在、私の函館事務所は、
私以外3名の体制で政治活動をしている。
またポスターやパンフレットなどにも経費がかかる。
心苦しいことではあるが、これらの活動を支えるため、
個人献金のお願いもしている。
https://common.ohsaka.jp/donation.html
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色々とお願いばかりで申し訳ないと思いつつ、
サポーターの加入、個人献金のお願いをしている。
3)中央集権と画一化
昨日、政府の教育再生実行会議が提言書を総理に提出した。
内容はまだ十分に良く分からないが、
報道によれば次のとおりだ。
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・
教育行政の権限と責任を明確にするため、
地域の民意を代表する首長が、
連帯して責任を果たせるような体制にする
・
具体的には、首長が教育長を任命・罷免
・
教育長を教育行政の責任者と位置付ける
・
教育委員会の役割を、
地域の教育のあるべき姿や
基本方針などについて審議を行い、
教育長に大きな方向性を示し、
教育事務の執行状況をチェックすると定義
・
政治的中立性の確保のため
教育長が教育の基本方針や
教育内容に関する事項を決定する際には、
教育委員会が審議するなどの制度上の措置を講ずる
(ただし、教育委員会の審議内容が
教育長の意思決定にどの程度影響力を持つのかは今後の議論)
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以上のことから、
教育の政治的中立性が問題となるとの指摘が、
報道から読みとれる。
そもそも安倍総理には、
教育への政治的影響力を強化したいとの思いがあると推測され、
今よりも政治的影響力の強い体制を意図しての会議の設置だ。
だから報道が懸念する方向となるのは当然だ。
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また提言には、次のことも盛り込まれている。
・
地方教育行政への国の関与について、
原則、地方自治体が判断し、責任を負う
・
自治体に法令違反や子どもへの人権侵害があった場合は、
最終的には国が是正、改善の指示を行えるようにする
====
これは素通りしそうな提言だが、
教育の中央集権化の促進だろう。
教育への首長の権限を強化する。
国が中央集権的に首長に是正、改善の支持をする。
(しかも昨年の政権交代以降、
交付税などの増減を通して自治体の政策を制御している。)
これらのことをセットで考えると、
なにやら恐ろしい気持ちになってしまう。
教育に限らず、安倍さんの発想の根底には、
お金と中央集権的統制、
そして強者には限りない自由があるように思われるが、
その先の日本は、どうなるだろうか。
今、この時点で、軽々しい断定はできないが、
極めてきな臭い危うさを感ずる。
強い国家をつくるために、
ある種の統制が必要だと考えているのだろうが、
真に強い国家をつくるためには、
短期的に効果が出そうな「強制と服従」ではなく、
長い戦略を秘めた「納得と自律」なのだと思う。
今日も朝から地元を歩き回る。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・4・16 Seiji Ohsaka
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その通りですね。
”民主党の不誠実さによって期待は裏切られたが、
社会が根っこから変質するものではない。
その意味において、自民党の罪は深い。
だが自民党の嘘が、正面から批判を受けないのは、
数字でその嘘を簡単に表現できないからだ。
本質的な罪は、
自民党のほうが深いはずなのに、
これを批判しないマスコミはおかしい。”