徒然日記
1月12日 その1970『逢坂誠二の徒然日記』
函館は曇りの朝を迎えた。
昨夜からちょっと気温が上がった感じで、
今朝もマイナス6度程度の気温だ。
今日はもしかすると、
真冬日を脱却できるかもしれない。
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昨日は、終日、
函館、北斗を走り回っている。
多くの皆さんから、ご意見を頂いた。
1)入りをはかって、
財政は、
「入りをはかって、出るを制すべき」との意見が多い。
収入の範囲で、支出を見込むべきとの指摘だ。
一見もっともらしく思われる指摘だが、
財政の場合は、若干違っている。
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財政における収入は、
歳出を念頭におきつつ、
どの程度、負担を願うかを決める側面がある。
この負担を決める際には、
国民の皆様個々人と法人も含む
社会全体の負担能力や納得などを
考慮して決めることになる。
財政における歳出は、
社会のあり方、国のあり方を念頭に、
政府が何に対して、
どの程度の支出をするのかを考慮して決められる。
つまり歳入を前提としつつも、
それとは若干離れた視点で、
国や社会のあり方を頭に置きながら、
歳出をはかることになる。
単に歳入の範囲だけで、
仕事をしているのが、
財政の役割ではないということだ。
こんな仕事をすべきだから、
この程度の負担をお願いすべきといった視点で、
財政の規模が決まってくる。
その意味で言うと、
財政は、
「出も、入りも、両方をはかって、
財政の規模と健全性を制する」
ということになるのだと思う。
このあたりが十分に理解されていない。
2)道州制基本法
自公政権が、道州制基本法案を
次の通常国会に
議員立法で提出する方針だという。
都道府県を廃止し、
全国を10程度の道や州に再編する道州制だが、
過日の毎日新聞の社説の指摘でも明らかなとおり、
議論の方向を誤ると、
自治の自主性、自律性を阻害しかねない
危うさがあることに留意しなければならない。
3)インターネット販売
最高裁判所は1月11日、
一般用医薬品のネット販売規制に関する行政訴訟で、
国の上告を棄却し、
被上告人のネット販売を認める判決を下した。
判決文を読んでいないので、
細かい論評はできないが、
極めて危うい判決だ。
早速、判決文を入手して、
内容を把握したい。
今日は新月。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・1・12 Seiji Ohsaka
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