徒然日記
『逢坂誠二の徒然日記』 その1073
雲のない東の空を眺めていました。
久々にスッキリとした都内の朝です。
一方、北海道は厳しい寒さが続いています。
また昨夜から今朝にかけて、
静岡、茨城で地震が発生しています。
都内でも揺れを感じています。
1)地方六団体会合
昨日、午前11時から総務省で
総務大臣・地方六団体会合が開催され
私も同席しました。
マスコミフルオープンでしたが、
以下は、その場で出された主な意見です。
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・ 義務付け枠付けの見直し範囲が狭い
・ 交付税の復元増額が必要
・ 子ども手当は地方負担なしで実施
・ 高校無償化は地方負担なしで実施
・ 暫定税率廃止による地方の減収は補填すること
・ 維持管理費直轄事業負担金廃止のうち、
修繕を対象外とするの理解できない
・ 新政権の総務政務三役の発信に共感
・ この発信が地方議会に各議員に届くように
・ 一括交付金で責務を果たすためには
今の議会制度では駄目
・ 地域主権戦略会議で議会改革も議論を
・ 地方税収が減るため交付税増額は明らか
・ 保育料未払い世帯にも子ども手当を払うのか
・ 国地方協議の場で現場に密着した議論に期待
・ 事業仕分けは国と地方が協力して行うべき
・ 原口プラン工程表は地方意見を反映して
確実にスピード感を持って達成を
・ 自治体要望の簡素化を
・ 新しい施策は十分な自治体への説明と準備期間を
・ 道州制には反対
・ 公共事業の削減に危機感
(地方には一定量の投資事業が必要)
・ 事業仕分けで農林漁業分野が切られたが、
農林漁業のあり方を明示すべき
・ 権限委譲はしっかりと協議を
・ 公住への入居基準の緩和に期待
・ 国は削るほうが先で将来ビジョンがないから
自治体は不安になる
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主にこんな意見が出されたと思います。
(私の聞き書きのため
誤解もあるかもしれません。)
政権に対して、
厳しい意見もあるものと思いますが、
自治体の皆さまからの、
新政権への期待を感ずる場面も多々あります。
今後ともこうした意見交換を積極的に行い、
自治体の元気を取り戻して行きたいと考えております。
それが最終的に、
国民の生活が第一の政治を
実現することになります。
2)国の元気
昨日、ある会合で、
国が元気でいるために
何が必要かを話す機会がありました。
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国の元気の三要素
・ 経済
・ 地域
・ 生活
この三つが、
しっかりしていることが大事なのです。
さらに
経済にも二つの側面が必要です。
グローバルに
人やモノや金が、
素早くダイナミックに動く経済
(空飛ぶ経済)
地域の資源を地域で最大限活用する
じわっとゆっくりとした経済
(土地から滲み出す経済)
これまでの日本の国づくりは、
どちらかといえば空飛ぶ経済に
力点があったのかもしれません。
しかし、今後は、
「土地から滲み出す経済」と、
「空飛ぶ経済」の併存が必要です。
この土地から滲み出す経済を作り出すのが、
緑の分権改革なのです。
今日は、いよいよ、
国と地方の協議の場の
法制化に関する実務検討グループの
初会合が官邸で開かれます。
地域主権戦略の動きが本格化します。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2009・12・18 Seiji Ohsaka
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皆様のコメントを受け付けております。
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上に関連して、議員や中央省庁に無理難題を持ちかけて彼らを必要以上に忙しくさせるのもいかがなものか。
財政的に逼迫した自治体があるのは理解できますが、原理原則を差し置いて(地域主権がよくわかりませんが)、少しでも可能性のあるものは全て要望しようとしているようにも思えますが。
支持母体である労働組合も、少しは考慮して働きかけられたらいかがでしょうか。
このコメント批判はあるでしょうね。
本日の日記を抜粋させていただきますが…
総務大臣・地方六団体会合…
以下は、その場で出された主な意見です。
・ 交付税の復元増額が必要
・ 子ども手当は地方負担なしで実施
・ 高校無償化は地方負担なしで実施
・ 暫定税率廃止による地方の減収は補填すること
・ 維持管理費直轄事業負担金廃止のうち、
修繕を対象外とするの理解できない
・ 地方税収が減るため交付税増額は明らか
・ 公共事業の削減に危機感
(地方には一定量の投資事業が必要)
抜粋以上。
要望というより、虫が良すぎる話。
民主党の地域主権とはどのようなものか明示しつつ、
総務省・議員と双方向で「意見交換」する必要があるのではないでしょうか。