徒然日記

生食ジャガイモの輸入はすべきではありません 【26年7月28日 『逢坂誠二の徒然日記』8607回】

昨日も地元で、 #歩く歩く聞く聞く をしております。昨夕、せたな町入りし、せたな泊。昨夜は地元有志の皆さんと2時間に渡り、お茶懇を実施。農業、人口減少、地域や教育のことなどについて意見交換をしました。

1)生食ジャガイモの輸入はすべきではありません
農林水産省は、アメリカ産生食ジャガイモの輸入解禁に向けた手続きを進めています。
現在、日本では病気や害虫の侵入を防ぐため、アメリカ産の生食ジャガイモは、ポテトチップス加工用の一部を除き、原則として輸入が認められていません。一方、アメリカは日本に対し、生食ジャガイモの全面的な輸入解禁を求めています。
これを受け、農林水産省は輸入解禁に向けた手続きに着手しています。全11段階のうち、現在は病気や害虫のリスクを評価する第3段階の作業を進めており、早ければ今夏にもこの評価を終え、対策が必要な病気や害虫を特定する次の段階に進む見込みです。

<生食ジャガイモ輸入のメリット>
輸入が解禁された場合、アメリカ産生食ジャガイモは国産よりも価格が安い場合があるため、消費者にとっては価格の低下や選択肢の拡大が期待されます。
また、国内生産量が減少傾向にある中で、供給を確保しやすくなる可能性があります。外食産業や食品加工業にとっても、原料調達の選択肢が広がることが見込まれます。

<生食ジャガイモ輸入の問題点>
しかし、最大の問題は、病気や害虫が国内に侵入するリスクです。
海外から病害虫が持ち込まれた場合、根絶が難しく、ジャガイモの生産に長期的な影響を及ぼす可能性があります。このため、日本では植物防疫の観点から厳格な管理が行われています。
また、安価なアメリカ産ジャガイモとの価格競争によって、国内産地の経営が厳しくなる可能性も十分に考えられます。特に北海道をはじめとする主要産地では、生産者の所得だけでなく、関連産業や地域経済への影響も強く懸念されます。

<今後の対応>
私は、ニセコ町長時代に、ジャガイモシストセンチュウの問題に直面し、地域として極めて厳しい対応を迫られた経験があります。
病害虫は、いったん農地に侵入すると根絶が難しく、その影響は長期間にわたって生産者や地域農業を苦しめます。
さらに、輸入が解禁され、価格の安いアメリカ産ジャガイモが大量に流通すれば、日本産が価格競争に勝てない事態も十分に想定されます。
病害虫の侵入リスクと価格競争。この二つが重なれば、日本のジャガイモ生産は壊滅的な影響を受けるおそれがあります。
安価な輸入品によって一時的に価格が下がったとしても、その結果、国内の生産基盤が失われれば、将来にわたって安定的に食料を確保することはできません。
私は、こうした理由から、アメリカ産生食ジャガイモの輸入解禁には強く反対します。

いま進めるべきなのは、輸入の拡大ではありません。国内の生産者が安心してジャガイモを作り続けられる環境を整え、国内の生産力を高め、必要な食料を国内で確保できる道を開くことです。
食料は、単に安ければよいというものではありません。国民の命と暮らしを支える基盤です。
国内の農業と地域を守り、将来にわたって食料を安定的に確保することこそ、食料安全保障の基本です。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年7月28日 その6910『逢坂誠二の徒然日記』8607回】

#逢坂誠二 #歩く歩く聞く聞く
#函館 #ジャガイモ

  
  

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