徒然日記
問いのある社会【26年6月22日 『逢坂誠二の徒然日記』8571回】
1)問いのある社会
一昨日、函館YWCAで「そうだ、逢坂さんに聞いてみよう」が開催されました。前半は私の講演、後半は質疑です。
限られた時間ではありましたが、多くの皆さんにご参加いただき、さまざまな質問やご意見を伺うことができました。主催者の皆さま、参加された皆さまに心から感謝申し上げます。
私はいつも、良い社会とは、「問いがある社会」だと思っています。
一昨日いただいた質問を振り返ってみても、そのことを強く感じました。
「働く人の投票が見えなくなったのではないか」
「声をあげようと言うが、具体的には何をすればよいのか」
「国民投票法改正をどう考えるのか」
「函館市長選に出る考えはないのか」
「泊原発の再稼働や使用済み核燃料の問題をどう考えるのか」
「自然エネルギーを進めるには何が必要か」
「なぜ私たちの言葉は若い世代や子育て世代に届かないのか」
「なぜ中道改革連合をつくったのか」
どの質問にも共通していたのは、単なる賛否や好き嫌いではなく、「これからの社会をどうするのか」という真剣な問いでした。
民主主義は、多数決だけで成り立つものではありません。
一人ひとりが疑問を持ち、考え、質問し、議論することによって支えられています。
政治家が話すだけでは民主主義にはなりません。市民が問いを発し、その問いに政治が向き合うことで、民主主義は動き始めます。
そういう意味で、昨日の会は私が話す場であると同時に、皆さんと一緒に考える場でした。本当に有り難く思います。
ところで、主催者の方から「有島青少年文芸賞が今年で終了する」という話を伺いました。
これは作家 佐藤泰志さんが、2度、入選した文学賞です。私は大変残念に感じています。
文学賞そのものも大切ですが、それ以上に大切なのは、若い人たちが自分の思いや考えを言葉にする機会です。
文章を書くことは、自分自身に問いを投げかけることでもあります。
なぜそう思うのか。
何を大切にしたいのか。
どんな社会を望むのか。
そうした問いを言葉にする営みは、民主主義の土台にもつながっています。
昨日の会で交わされた多くの質問と、有島青少年文芸賞の話題は、一見すると別の話のように見えます。しかし私には、どちらも「問いを育てる」という点でつながっているように思えます。
社会が元気を失うのは、答えが見つからない時ではありません。
問いを持つ人がいなくなった時です。
だからこそ私は、これからも多くの皆さんと直接お会いし、対話を重ねながら、一緒に問いを育てていきたいと思っています。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【26年6月22日 その6874『逢坂誠二の徒然日記』8571回】
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