徒然日記
日本のGDP4位/逢坂誠二 #7603
【23年10月26日 その5906『逢坂誠二の徒然日記』 #7603】 昨日は、一旦帰函し、函館で開催された全日本海員組合定期総会で挨拶を行なって、午後の本会議に間に合わせて再上京しました。
夜明け前の都内、空の透明度は最高ではありませんが、金星、木星、オリオン座が見えます。朝の気温は11度。日中は、晴時々曇、24度の見込みです。
1)日本のGDP4位 国会が始まって言及しなければならないことが山積していますが、今日はGDPです。
以前から指摘されていましたが、日本のGDPが世界3位から4位になることが現実のものとなりました。(26年にインド、30年頃にイギリスに抜かれるとの見立てもあり、今後さらに順位が下がる見込みです。)
2023年にドイツを下回って4位に転落、これは今回、IMFから発表されたものです。
2023年は日本が前年比0.2%減の4兆2308億ドル(約633兆円相当)。 ドイツは8.4%増の4兆4298億ドルとなる見込み。
1位のアメリカは5.8%増の26兆9496億ドル、2位の中国は1.0%減の17兆7009億ドル。
23年前の2000年、日本のGDPは今より大きい4兆9683億ドルで世界2位。当時の円は1ドル105円程度。
その頃の日本のGDPはドイツの2.5倍、中国の4.1倍でした中国は2010年に日本を抜いて2位となり、23年には日本の4.2倍となる見込みです。
円安の影響があるのは事実ですが、長期的には日本の成長力の低下が要因です。
2000年からの名目GDPの伸びを自国通貨建てに直すと、中国12.6倍、ドイツ1.9倍、アメリカ2.6倍に対し、日本は1.1倍なのです。
1人当たりの名目GDPでは、日本は23年に3万3949ドルで34位になる見込みです。
1位はルクセンブルクで、日本の約4倍にもなる13万5605ドルです。日本は35位の韓国(3万3147ドル)に肉薄されていいます。
2000年時点で、日本の1人当たり名目GDPはルクセンブルクに次ぐ2位の3万9172ドルでした。2023年と2000年を比べると日本の1人当たりGDPは13.3%減っており、日本経済の低迷が明らかです。
====
先日、岸田総理は「経済、経済、経済」と連呼しました。経済を重視するのは当然のことです。だから総理の経済の連呼はあまり響きません。
日本はこの30年間、人への投資や賃金、さらには未来への設備投資・研究開発投資までもが、コストカットの対象とされ、消費と投資が停滞し、更なる悪循環を招く、低物価・低賃金・低成長に象徴される「コストカット型経済」とも呼び得る状況でだったのです。
何の臆面も反省もなく、しれっとこんなことを言う総理に呆れます。
足元で急を要するのは物価高対策です。
防衛、食料、エネルギーなど生活の安全保障を再点検し強化することです。
そしてこれら全体に通底する解決策は、教育、人への投資です。
総理が、「経済、経済、経済」ではなく、「教育、教育、教育」と連呼していれば、内閣を取り巻く雰囲気は変わったかもしれません。
私が総理なら、この局面で「教育、教育、教育」と連呼したことと思います。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.10.26===
ネットによる個人献金はこちらです。 go2senkyo.com/seijika/123556
夜明け前の都内、空の透明度は最高ではありませんが、金星、木星、オリオン座が見えます。朝の気温は11度。日中は、晴時々曇、24度の見込みです。
1)日本のGDP4位 国会が始まって言及しなければならないことが山積していますが、今日はGDPです。
以前から指摘されていましたが、日本のGDPが世界3位から4位になることが現実のものとなりました。(26年にインド、30年頃にイギリスに抜かれるとの見立てもあり、今後さらに順位が下がる見込みです。)
2023年にドイツを下回って4位に転落、これは今回、IMFから発表されたものです。
2023年は日本が前年比0.2%減の4兆2308億ドル(約633兆円相当)。 ドイツは8.4%増の4兆4298億ドルとなる見込み。
1位のアメリカは5.8%増の26兆9496億ドル、2位の中国は1.0%減の17兆7009億ドル。
23年前の2000年、日本のGDPは今より大きい4兆9683億ドルで世界2位。当時の円は1ドル105円程度。
その頃の日本のGDPはドイツの2.5倍、中国の4.1倍でした中国は2010年に日本を抜いて2位となり、23年には日本の4.2倍となる見込みです。
円安の影響があるのは事実ですが、長期的には日本の成長力の低下が要因です。
2000年からの名目GDPの伸びを自国通貨建てに直すと、中国12.6倍、ドイツ1.9倍、アメリカ2.6倍に対し、日本は1.1倍なのです。
1人当たりの名目GDPでは、日本は23年に3万3949ドルで34位になる見込みです。
1位はルクセンブルクで、日本の約4倍にもなる13万5605ドルです。日本は35位の韓国(3万3147ドル)に肉薄されていいます。
2000年時点で、日本の1人当たり名目GDPはルクセンブルクに次ぐ2位の3万9172ドルでした。2023年と2000年を比べると日本の1人当たりGDPは13.3%減っており、日本経済の低迷が明らかです。
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先日、岸田総理は「経済、経済、経済」と連呼しました。経済を重視するのは当然のことです。だから総理の経済の連呼はあまり響きません。
日本はこの30年間、人への投資や賃金、さらには未来への設備投資・研究開発投資までもが、コストカットの対象とされ、消費と投資が停滞し、更なる悪循環を招く、低物価・低賃金・低成長に象徴される「コストカット型経済」とも呼び得る状況でだったのです。
何の臆面も反省もなく、しれっとこんなことを言う総理に呆れます。
足元で急を要するのは物価高対策です。
防衛、食料、エネルギーなど生活の安全保障を再点検し強化することです。
そしてこれら全体に通底する解決策は、教育、人への投資です。
総理が、「経済、経済、経済」ではなく、「教育、教育、教育」と連呼していれば、内閣を取り巻く雰囲気は変わったかもしれません。
私が総理なら、この局面で「教育、教育、教育」と連呼したことと思います。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.10.26===
ネットによる個人献金はこちらです。 go2senkyo.com/seijika/123556
こんにちは。
遂に『nature』が書きましたね。
GDP4位陥落の大きな要因であると思います。日本よりもGDPで
劣る国の研究力が向上している場合もあるのですから、経済力が落ちた
から研究力が落ちる必然性はありません。因果関係ははっきりしています。
30年前の教養部廃止・大学院重点化(博士の組成乱造)、20年前の
国立大学法人化から延々と続く、大きな政策ミス、亡国政策の結果です。
逢坂さんの言われるように、「教育、教育、教育」と連呼する首相の
登場を一日千秋の思いで待つ国民は多いでしょう。
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文部科学省が同日に発表した報告書をもとに、「(日本には)世界
最大級の研究コミュニティがあるにもかかわらず、世界レベルの
研究への貢献は減少し続けている」と指摘。日本の研究環境に
詳しい有識者が、資金面などに警鐘を鳴らすコメントを紹介した。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6539c993e4b011a9cf7c5e97
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『nature』の記事
https://www.nature.com/articles/d41586-023-03290-1?utm_medium=Social&utm_campaign=nature&utm_source=Twitter#Echobox=1698226936
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うらべ