徒然日記

23年3月11日 その5677『逢坂誠二の徒然日記』(7374)

東日本大震災から12年目の朝を迎えました。
夜明け前の函館の気温は2度、雲が少なく西の空に月が見えます。東の地平線も徐々にオレンジ色になってきました。日中も晴れ、気温は11度の見込みです。

1)食料の確保、賃上げ
昨日発売の月刊文藝春秋4月は、「日本の食が危ない」との緊急特集です。

「有事の際は餓死者も!食料自給率は実質 10%」
「国内農家に「コメつくるな、牛殺せ」は亡国への道」
「米国が押しつける遺伝子組み換え作物、ホルモン牛肉」
「家庭菜園、学校給食‥‥消費者と生産者の垣根をなくそう」

目次には、こんなタイトルが並んでいます。

防衛力を点検し、必要な力を整備することも重要ですが、食料を確実に確保できる方策に全力を尽くすことも極めて大切なことです。多くの皆さんに、今の食料の現実を知って頂きたいと思います。一次産業に力を入れることは地方の産業対策ではなく、国民の命と暮らしを守るための重要な柱なのです。

昨日、全国のハイヤーやタクシーで働く皆さんの春闘決起大会で挨拶をしました。当然、賃上げが重要だとの話をしました。物価が上がっています。賃金が上がっていません。生活はますます苦しくなります。働く皆さんのために賃金を上げることは必須なことです。しかし今の日本は、多くの経営者のためにも賃金を上げることが重要です。

一般論として経営者にとって、人件費は安い方が好まれます。それが全ての原因でありませんが、今の日本の賃金は、世界の中で決して高い方ではなくなりました。その結果ものが売れません。国内の個人消費が伸びないのです。GDPの6 割は個人消費です。個人消費が伸びなければ、設備投資も進みません。結果的に多くの経営者を苦しい状況に追い込んでいるのです。賃上げは経営者を苦しめるものと思われがちですが、賃上げは最終的に、経営者にとって良い結果をもたらすのです。昨日の大会では、賃上げは、働く皆さんだけではなく、経営者にもプラスになるなどの話をしました。

日本の少子化、経済の低迷などを紐解く鍵は、職の安定と賃金の上昇です。

今日も終日函館市内で活動します。
さあ今日も ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.3.11===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    またまた今日の話題とはスレるのですが、少し前、東京大学の
    本田由紀教授が、ビデオニュースドットコム(逢坂さんも、
    もう10年以上前、補佐官の時代に出演されていましたね)で
    話す内容を聞いて、なるほどな、野党のあるべき姿がこの話の
    中にテンコ盛りに盛られているなと思います。

    ブレアではありませんが、第三の道のヒントが多く聞き取れます。
    本田氏が意図していたかどうかはわかりません。しかし、結果的に
    彼女の話には、野党首脳の傾聴に値する内容が含まれていると
    見ることが出来きます。
    ご参考になれば幸いです。
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    https://www.videonews.com/marugeki-talk/1136
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