徒然日記

23年2月3日 その5641『逢坂誠二の徒然日記』(7338)

私は寝つきが良い方です。布団に入ると、ほぼ即、眠ってしまいます。寝付けずに、羊を数えるなんてことはありません。昨夜も同様でした。しかし昨夜は、もう朝になったのかと勘違いし30分程度毎に目が覚めます。1時、1時30分、2時と、結局朝まで何度も目が覚めました。今までこんなことはなかったのですが、予算委員会で緊張が高まっているのかもしれません。
今朝の夜明け前の都内、気温は2度程度、空全体が雲に覆われていますが、雨の雰囲気はありません。日中は晴れ、7度の予報です。

1)またもや公文書を隠す
旧統一教会が「世界平和統一家庭連合」に名称を変更したのは2015年です。それまでは、文科省と教会側が幾度か名称変更の協議をしていましたが、認められませんでした。ところが2015年、下村博文文科大臣の時に、突然、名称変更が認められました。旧統一教会は霊感商法などの問題が指摘されている法人です。そんな法人の名称を変更すれば、霊感商法が助長される懸念があります。文科省が名称変更に慎重だったのは当然です。それが 2015年に一転して名称変更が認められました。昨日の予算委では、どのような経過で、それが認められたのか、文科省と教会の面談記録を公開するよう要請がありありました。しかし文科省は公開しないといいます。不開示の理由の一つが、「率直な意見交換又は意思決定の中立性が不当に損なわれる」というものです。以前、モリカケ問題の際は、面談記録を廃棄したことが公開できない理由でしたが、今回は、存在していても公開できないというのです。国会で、いつまでこんな不毛なことを繰り返すのでしょうか。
アメリカは何かと課題もある国ですが、FBIが前大統領や現大統領の事務所などで公文書を捜索することまで行います。こんなことをはじめとして、情報公開や公文書の扱いに関しては学ぶべき点の多い国です。
「公文書館は社会がどれほど民主的であるかを計るバロメーター」、「公文書館の衰退は、民主主義の衰退を意味する」
これはアメリカの公文書の専門家の多くの皆さんが知っている考え方です。
何か問題が発生するたびに、公文書を廃棄する、書き換える、隠す、こんなことが日本では繰り返えされます。国会に来て18年になりますが、何度も見た光景です。マスコミも公文書を開示しなくてもあまり大きな報道にはなりません。すっかり公文書の廃棄、改ざん、隠ぺいが、当たり前のことになってしまいました。政府は、誰をかばい、何を隠しているのか分かりませんが、こんなことをしていると、日本の劣化がさらに進むのは間違いがありません。こんな出鱈目で後進国のような現状に呆れ果てています。これが昨夜、目が覚めた原因かもしれません。今日も予算委が続きます。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.2.3===
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