徒然日記
22年12月19日 その5595『逢坂誠二の徒然日記』(7292)
昨日は、東京から帰函しバイバイ大間原発の集会などに出席した後、札幌での会合に出て、最終のJRで再度帰函しました。ところが踏切トラブルのため新函館北斗駅で 40分もも停車。しかも駅前でタクシーが捕まらず、就寝も遅くなってしまいました。完全に睡眠不足です。今日午前は地元で活動した後、会議のため上京します。夜は、旭川で会合です。あちらこちら、行ったり来たりです。
1)原発政策は先祖返り
防衛政策と同時に原発政策も大転換を迎えます。
16日の「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」で西村経産大臣は、「将来にわたって持続的に原子力を活用するため、まずは廃止決定した炉の次世代革新炉への建て替えを対象として具体化を進めていきたい」と述べました。
「将来にわたって持続的に原子力を活用する」と言うのです。これは3.11 以前に完全に先祖返りですし、新型炉への建て替えにも言及していますので、先祖返り以上かもしれません。この会議では原則40年最長60年の運転期間も、一定の停止期間を除外することで延ばす方針も了承されました。運転期間上限規制がいとも簡単に変更されたました。
これらのことに関し、経産大臣は、適切なタイミングでパブコメを実施すると述べていますが、決まってからパブコメを行うことに何の意味があるのでしょうか。岸田総理は聞く力という看板を撤回すべきです。
2)薬価の引き下げ
政府は、来年4月から、医薬品全体のうち48%の品目の薬価を引き下げる方針を決めました。薬価を引き下げて、医療費を減らすこと、患者負担を減らすこと、保険者の負担を減らすこと、これまではこの方針一辺倒でした。
しかし今、日本では医薬品が品薄状態です。日本製薬団体連合会(日薬連)の調査によれば、約4 千品目が出荷停止などの制限がかかった状態になっています。これは調査対象品目の28%にあたります。この直接の原因は、医薬品製造メーカーの不適切な対応だと指摘されていますが、真因は繰り返される薬価の引き下げもあり、日本の後発薬品製造のビジネスモデルが成り立たなくなっていることです。それにも関わらず、また多くの品目の薬価を引き下げたら、さらに製造が困難になってしまいます。
日薬連では、薬価の引き下げではなく、今回は緊急の引き上げを行うべきと政府に要請していますが、ここでも岸田総理の聞く力は形骸化しています。
薬価の引き下げで、さらに医薬品の品薄が深刻化する懸念があります。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.12.19===
逢坂誠二の公式LINE からご意見をお寄せ頂く場合は以下から登録をお願いします。
lin.ee/eDi8g6I