徒然日記
21年11月15日 その5197『逢坂誠二の徒然日記』(6894)
昨日は、朝一番の飛行機で帰函し、森町、七飯町を訪問しました。
日曜日のため事業所などは回れませんでしたが、
以前からの懸案事項について話を伺っております。
その後、上京し、今日は議員会館で、
赤潮対策について政府と協議する予定です。
都内の夜明け前、雲は少なく気温は8度程度。
日中は20度になる見込みです。
1)人への投資、教育への投資
少し前から日本政府が台湾半導体メーカーの工場を
国内に誘致したとのニュースが流れています。
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進出するのは台湾積体電路製造(TSMC)で2024年の稼働開始を目指す方針です。
TSMC は、半導体総売上高で米インテル、韓国のサムスンに次ぐ第3位。
株の時価総額は約60兆円でトヨタの2倍近い規模。
TSMCは、半導体幅2〜3ナノメートルを製造する技術を持っていますが、
日本企業の現在の実力は40ナノ程度で、技術力の差は10年以上との指摘もあります。
今回、熊本県内に建設する工場では、前世代型の22~28ナノを製造する予定。
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日本ではスマホなどに使われる10ナノ前後の最先端半導体は製造できません。
1980年代、日本の半導体は世界の首位でしたが、かなり弱体化してしまったのです。
政府が主導した半導体産業育成の柱だったエルピーダメモリは 2012年に経営破綻しました。
こうした現実の中で、TSMC誘致のニュースを聞いて実に複雑な思いです。
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TSMC新工場の設立に1 兆円程度を投入するようですが、
日本政府はそのうち5千億程度を支援する見込みです。
今回の台湾企業の誘致は、
半導体の中国依存度を下げる意図があるのだと思いますが、
中国を刺激するのは間違いがありません。
国内製造は望ましいことですが、
生産コストが高止まりしないかも懸念されます。
今回の誘致で日本の半導体製造の技術力が、
本当に高まるのかどうかも気になるところです。
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政府がお金を出して外国人技術者を招聘し、
技術力を高めた明治と比較するのは飛躍しすぎでしょうが、
半導体に限らず創薬など多くの分野で似たような現実があります。
将来を見据えた、人への投資、教育への投資が不可欠です。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.11.15===
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