徒然日記
21年5月6日 その5004『逢坂誠二の徒然日記』(6701)
GWが終了し、国会も後半戦に入ります。
1)メリハリ
緊急事態宣言が延長される見込みです。
GW中の、国民の動きを見ても
完全にメリハリを失っています。
緊急事態宣言に緊張感がありません。
昨年のGWに比較して各地の人出は多かったものと思います。
函館空港も昨年とは全く違って、
来訪者が多かったとのことです。
11日までの緊急事態宣言を延長しても、
今以上に緊張感のない状態が繰り返されるだけで、
感染抑制の効果は限定的なものだと思われます。
経済的支援も、一部、効果のある方もいるのでしょうが、
多くの方々にとって不十分な状態が続いています。
何もかにもメリハリを失っています。
メリハリをつけるためには、経済的支援を再構築して、
減収幅に応じて、一定割合(例えば75%程度)を補填するなどの
大胆な政策を打ち出さねばなりません。
対象地域は全国、
対象業種はコロナ禍の影響を受けている全ての業種。
これぐらいのことと時短や休業の要請を
セットで行う必要があります。
検査体制の再構築も必須ですが、政府の動きが見えません。
2)赤木ファイル
森友事件で自殺した赤木俊夫さんが
改竄の過程を書き残したとされる文書、
いわゆる「赤木ファイル」の存在を
国が認める方針を固めたことが報じられています。
国は改竄をしたことは認めています。
その仔細な経過を明らかにすることもなく、
国はこの事件を葬り去ろうとしています。
この事件は単なるスキャンダルではなく、
民主主義体制を破壊する大問題です。
今になってやっと国がファイルの存在を認めるというのも、
あまりにも国民を愚弄した対応です。
今回、国が赤木ファイルの存在を認めたとしても、
どの程度、事件の真相が明らかになるか、それは分かりません。
今の政府は、この事件に限らず、
本当のことを言うつもりがないのですから。
こんな状態の中でも、
この事件に対する国民の関心が大きくは高まっていません。
政府のあり方も、国民のあり方も、
私は危機的に感じます。
民主主義は無関心によって劣化します。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.5.6===