徒然日記
21年4月14日 その4982『逢坂誠二 の徒然日記』(6679)
昨日は、衆院北海道2区補選の告示日。
私も松木さんの第一声に
枝野代表とともに参加しました。
25日の投票日に向かって全力投球します。
1)経産委質疑
今日14日、14時から30分間、経産委で質疑です。
今回も原発避難計画です。
徐々に避難計画にどう向き合うべきかが見えて来ています。
日本の多くの原発立地地域では、
真に機能する計画が作成できるとは思われません。
衆議院インターネット中継でご覧頂けます。
https://www.shugiintv.go.jp/jp/
2)医療従事者が後回し
厚生労働省は、ワクチン接種の優先順位を
次のように説明していました。
医療従事者等:470万人
高齢者:3600万人
基礎疾患を有する者:1030万人
高齢者施設等の従事者: 200万人
60〜64歳:750万人
以上の順位で、優先接種をするというのが厚労省の考え方です。
医療従事者等に早期に接種する理由として、
以下の説明もしていました。
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業務の特性として、
新型コロナウイルス感染症患者や
多くの疑い患者と頻繁に接する業務を行うこと から、
新型コロナウイルスへの曝露の機会が極めて多いこと。
従事する者の発症及び重症化リスクの軽減は、
医療提供体制の確保のために必要であること。
====
つまり医療従事者が感染すると、
患者の治療もワクチン接種業務もできず、
医療がなり立たなくなるのです。
だから他の国民に先んじて
医療従事者に優先接種をするのです。
私は、この説明には合理性があると感じ、
医療従事者への先行接種、優先接種は必要なこと、
と理解していました。
厚労省はあまり明確には言わないのですが、
一部報道によれば、医療従事者で既に2回接種を受けた方は、
9日までで約49万人と全体の10%程度に過ぎません。
医療従事者へのワクチン接種が始まって、
ふた月あまりが経過しますが、
医療従事者への優先接種は、全く進んでいないのが現実です。
東京都台東区では、医療従事者への接種はゼロとの報道もあります。
それにも関わらず政府は、
医療従事者への優先接種方針を貫徹しないで、
高齢者への接種を開始しました。
医療従事者への接種を継続して優先すれば、
感染による医療現場のリスクを
今よりは低減できるにも関わらず、
政府はその方針を転換したのです。
国民に早く接種が進んでいることを
印象づけるための方針転換なのでしょうか。
確かに政府は、
4月12日から高齢者への接種を開始することを、
以前から明言していました。
しかしそれは、医療従事者への接種が
ほぼ完了してからとの考え方だったはずです。
医療従事者への接種が完了していないなら、
その接種を急ぐ、優先させるのが、
リスク回避の観点から当然のことだと思います。
政府の方針転換は、
国民の歓心を買うための
場当たり的なものと言わざるを得ません。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.4.14===