徒然日記
21年1月29日 その4907『逢坂誠二 の徒然日記』(6604)
今日は満月です。
昨夜、三次補正が成立しました。
特措法等の改正案について、
与野党合意となりました。
何か物事が動いているようですが、
心の中に鉛のような重たさがあります。
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感染症対策の基本は、
感染者を見つけ出すことと
隔離と言われています。
つまりコロナ感染で言えば、
感染者を見つけ出す検査が重要なのです。
しかし昨年からずっと検査についての
政府の対応が十分ではありません。
咳や熱のある方への検査は、
確実に行わなければなりませんが、
ここも十分な体制ではありません。
発熱しても、即、検査が受けられない事例が
多いことも明らかです。
一方、今、問題になっているのは、無症状の感染者です。
咳、熱などの症状がありませんから、
本人は感染しているとは思っておりません。
そのため知らず知らずのうちに
感染を広げる可能性があるのです。
だから無症状の感染者を見つけ出すことが重要です。
昨日の政府からの聞き取りによれば、
現在、無症状者に対する政府の考え方は
次の4つの柱です。
1)検査前確率の高い場合
例:クラスター発生施設や地域、濃厚接触者など
2)重症化しやすい施設など
例:高齢者施設、医療機関など
3)医師が認める場合
例:入院する患者、手術前の患者など
4)入国時の水際対策
一方、感染症法によれば、
1)無症状の濃厚接触者
2)検査前確率が高く、
クラスター連鎖が生じやすいと考えられる状況にあると
保健所長が認める、当該地域や集団、組織等に属する者
これが無症状者に対する規定です。
重症化しやすい、検査前確率が高い、
クラスター連鎖が生じやすいなどは、
私たちの考えと同一と思われますが、
ネックは保健所長が認める場合に
限定されることです。
無症状感染者への検査が積極的に進まない要因は、
どうもこの規定のようです。
大事なのは、感染拡大を防ぐため
検査対象を広げることです。
法律を遵守して感染が拡大するのでは意味がありません。
こうしたことを何とかしてできないのか、
厚労省と更にやりとりをしたいと思います。
一方で、民間による検査機関がどんどん増えています。
私もその検査などを定期的に受けています。
昨年の早い時期は、
日本には検査のキャパがないかのように言われていましたが、
今の現実を見ると、それは違うことがわかります。
(厚生労働省のHPには自費で検査を受けられる機関が、
たくさん掲載されています。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-jihikensa_00001.html
鉛の重たさは検査の面でものし掛かっています。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.1.29===