徒然日記

19年6月16日 その4314『逢坂誠二 の徒然日記』(6011)

今日朝は、NHK日曜討論に
政調会長として出演する。

その後、帰函だ。

日曜討論はあまり明確なシナリオがない。

何をどう話すことになるのか。

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それにしても消費増税、経済情勢、
日露・日朝、イラン訪問などの外交、
日米貿易交渉、統計問題、
イージスアショア問題、2000万円貯金問題、
また吹き出してきた国家戦略特区問題など
課題山積だが、総理は、
これらを真正面から議論しようとしてない。

選挙前にこうした不都合な事実を
表に出したくないとの判断なのだろうが、
こうした案件の議論を先送りすることは、
国民の政治不信を高めると同時に、
日本の将来に禍根を残すことになる。

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2000万円貯金問題は酷い。

政府の考え方と違うから、
報告書を受け取らないし、
政策にも反映しないという。

麻生大臣自らが諮問したにも関わらず、
こんなことをすれば第三者や専門家による会議は、
政府の意向を忖度する無意味なものになってしまう。

仮に年金の制度は100年安心だとしても
所得代替率が下がるケースが多い。

ならば国民の老後の生活をどうすべきなのかを、
合わせ技で提案する必要がある。

老後に備えて、資産運用しろ、
投資しろでは、あまりにも乱暴だ。

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年金の制度設計を考える上で、大事なのは、
年金の健康診断ともいえる
年金検証結果を明らかにすることだ。

2009年は2月、2014年は6月に発表しているが、
今年は提出の目処すら立っていないという。

これも選挙後に先送りだとすれば、
あまりにも無責任な対応だ。

もとより年金や社会保障の問題は
簡単なものではない。

そのため以前、与野党で議論して合意をした時期もあったが、
現在、政府与党の中にそうした雰囲気がないのは残念だ。

国民の今と将来を考えて、
与野党の枠を超えて広範な議論をすべきだと思う。

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しかし以前の合意の中に、
家計の医療、介護、保育などの支出を
一定額に抑制する総合合算制度があったが、
この実施を自公政権は見送った。

今回の2000万円貯金問題を乗り越えるためには、
見送った総合合算制度を復活させる必要もあるだろう。

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野党共闘の形が整った。
市民連合の皆さんの努力もあって、
政策の大きな方向感も共有できたと思う。

この野党共闘が大きな柱になって
選挙を戦うことになるが、
確実は勝利を収めるためには、
野党共闘がもう一段階
バージョンアップする必要があるだろう。

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平成の30 年間、日本の歩みは、世界と違っていた。

日本経済の世界のなかでの占有率は低下し、
一人当たりGDPも30番目程度と決して高くはない。

また生産性も低い。

こうした日本の現状を確実認識し、
そのことを有権者の皆さんに訴えられるかどうか。

そしてこの日本の厳しい現実を
乗り越えるための政策について、
ご理解が得られるかどうかが鍵になる。

令和の選挙は、平成の延長線上にはないことを、
強く訴える選挙になると考えている。

さあ今日もブレずに曲げずに、
確実に前進します。
==2019.6.16==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 政策を作るのは、党の中からも外からもいろんな声があって大変なことなのだろうと想像します。
    立憲の支持者には共闘を嫌がる方がいらっしゃいますが、私は野党には例えば反緊縮のような、共通のキーワードで選挙を闘ってほしいです。

    春の統一地方選での逢坂さんの応援演説がとてもよいと思いました。政治家は自分たちと同じ目線なんだ、降りてきてきてくれる存在なんだと感じさせる内容だったからです。
    国政の危機だということに異論はありません。ただ、そのような思いの人は必ず選挙にいくでしょう。どんなに民主主義の危機だと言われても、「やっぱりなんとなく安倍さんでしょう」という人や、そもそも選挙に行かない、行っても変わらないと思っている人がいます。そのような人たちが「自分に関係のあることを取り上げている」と思ったら投票行動が変わる気がします。

    現政権が日々横暴になっていくのでなんだか焦っています。
    失礼しました。

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