徒然日記
18年6月15日 その3948『逢坂誠二 の徒然日記』(5645)
東京の朝はヒンヤリした感じだ。
雲が多いが、雨は降っていない。
日中も珍しく22度までしか
気温が上がらない。
湿度と暑さに弱い北海道人には、
有り難い気温だ。
1)選挙制度
参院選の選挙制度改革を巡って、
自民党は14日に定数を6増する
公職選挙法改正案の提出を強行した。
酷い話だ。
選挙制度は民主主義の基本だ。
数の力で押し切るようなものではない。
数の押し切れば
大政党に有利な内容になる可能性もある。
数政党も含む各政党が
納得できる制度にすることが重要だ。
そのためには与野党の丁寧な議論が必須だ。
今回の自民案は、
一部拘束名簿方式を導入したり、
定数の増加が含まれているが、
十分に議論したものとは言えない。
自民党に有利な制度との指摘も多い。
こんな制度を数の力で導入すれば、
日本の民主主義の基盤が崩壊してしまう。
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さらに参院議長の采配もひどい。
野党は参院議長に斡旋を求めたが拒否した。
本来、中立的な立場が求められる議長だが、
まるで与党の代弁者であるかのような振る舞いだ。
選挙制度改革は幅広い与野党の
合意形成が欠かせない。
独自案で押し切ろうとする自民側の手法と
中立性を欠いた参院議長の対応、
いずれも大問題といえる。
しかしマスコミの反応も鈍い。
日本の社会は、何が大事なことなのか、
それを見極める力失っているのかもしれない。
さあ今日もぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.6.15==
皆様のコメントを受け付けております。
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野党の質疑を丁寧な言葉でかわしながら審議拒否をしたままのIR法案の強行採決は見ているだけでもお腹が痛くなる、ひどい状態での採決でした。
本会議での自民の野次も相変わらず下品で、今の政府は国民を守る気など全くありません。搾取するのみですね。アメリカに搾取されているから、それがそのまま国民に対し向かうのでしょうか。
良心が失われていく中で、法務大臣の良心を呼び覚ますような逢坂先生の今日の質疑はとてもよかったです。
それにしても、色々と本当に大変だとお察しいたします。せめていい夢を見ておやすみください。それではおやすみなさいませ。
(これから、今日の法務委員会の質疑を見ます!)
>しかしマスコミの反応も鈍い。
日本の社会は、何が大事なことなのか、
それを見極める力失っているのかもしれない。
全くその通りだと思います。新聞では法案の問題点について指摘がされてますが、多くの人が新聞を読んでいませんし、テレビでの報道は極めて少ないです。
立ち止まって考える、物事を批判的に見る、ということが少なくなっているように思います。上から与えられたものに、抗うことなくむしろ望んで追従することが普通になっています。そのような状況がとても危険なのは、歴史が証明しているのではないでしょうか。
私は大げさなんでしょうか??