徒然日記
18年6月1日 その3934『逢坂誠二の徒然日記』(5631)
6月に入った。
都内はスッキリした朝を迎えた。
朝の気温は18度。
今日は、早朝から勉強会、さらに委員会、本会議と
日程が密度濃く詰まっている。
夜は最終便で帰函予定だ。
1)末期状態
国を対象とする会計検査について、
以前から十分に機能していない
との指摘があった。
今回の森友事案を見ていると
そのことを痛感する。
私が自治体で会計検査を受けた頃は、
自治体に対し極めて高圧的で、
厳しく振舞っていた検査院とは
全く別の存在に見える。
自治体に対してはライオンのように振る舞い、
国に対しては飼いならされた猫のように見える。
会計検査院は、
憲法で内閣に対し独立の地位を有している。
つまり国会・内閣・裁判所の
三権いずれからも独立していることになっている。
だから国を対象とする検査についても、
厳しい姿勢で臨むことができると思われている。
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今回の森友問題の会計検査に関し、
財務省の太田充理財局長と
国土交通省の蝦名邦晴航空局長らが
昨年9月7日に面会し、
会計検査院報告への対応などを
協議したことが明らかになっている。
その内容の一部は以下だ。
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総額を消すことが重要だが、
それが難しい場合には
失点を最小限にすることも
考えなくてはいけない。
少なくともトン数は
消せないのではないか。
(決済文書の提出範囲は)
政権との関係でデメリットも考えながら
対応する必要がある。
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もちろん両省が会計検査対応を
協議することは悪いことではない。
しかしこの協議は、
会計検査報告の内容に両省が
関与していることをうかがわせるものだ。
検査される側が、
検査報告の根幹に関わる部分に
注文をつけられるとすれば、
会計検査は骨抜きになってしまう。
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昨日、わが党の会議で、
会計検査院に両省からこうした要請が
行われたのかどうかを確認したところ、
会計検査院は「答えられない」と
答弁したらしい。
要請があったことを否定しなかったのだ。
これは酷い話だ。
その根拠は、
情報公開法の次の非開示事由らしい。
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情報公開法第五条
#五号
率直な意見の交換が不当に損なわれるおそれがある
#六号
事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある
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会計検査院と検査を受ける側が、
検査報告発表前に擦り合わせを行い、
受検者側に都合よく報告を修正する。
しかもその内容を発表できないとするならば、
会計検査機能が大きく損なわれることになる。
これが現実ならば、
国に対する日本の会計検査制度は
機能していないも同然だ。
森友問題を見ると、
公文書館りなど我が国の諸制度が
末期症状を迎えていると言わざるを得ない。
さあ今日もぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.6.1==
皆様のコメントを受け付けております。
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今の日本は血も涙もない人の心が感じられない政治になってしまいました。自民が与党で国民民主党が野党第一党なら日本は真っ暗闇です。
しかし、立憲がいてくれて本当に良かったです。今日の厚生労働委員会でも池田真紀議員が本当によくがんばって国民の生活のために質疑をしてくれてとてもうれしかったです。立憲の議員の方々には温かみを感じます。
今の政権は全てにおいて卑怯で姑息な手口を使うと思うので対極にある立憲は目の敵にされているように思います。しかし、国民はしっかりと見ています。劇場型の口先パフォーマンスなんて見抜かれてしまいます。一時的に盛り上がってもバレた後では誰も寄っていきません。
国民民主という名前から自民民主に変えればいいと思います。
あ・・・また悪口になってしまいました。今頃、逢坂先生は無事に函館に帰函できたでしょうか?
それではおやすみなさいませ。
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逢坂先生
アバ総理の日本語、何とかなりませんかね。
答弁を聞いていて、イライラしてきます。
「そのうえにおいて」ときたら、「どの上ですか?」と徹底的につっこんでください。
単なる時間稼ぎに、言葉をつなげているだけなのですから。
サイコパスは恐ろしい。
しかし、これ位問題が噴出しているのに何も変えようとしない与党、野党が束になっても変えれ無い、このもどかしさやもやもやをどうすれば解消出来るのでしょうか⁉