徒然日記
18年3月2日 その3843『逢坂誠二の徒然日記』(5540)
慢性的寝不足状態が続いているが、
朝は、あいかわらず午前4時頃には起床だ。
子どもの頃からの習慣とは恐ろしい。
====
昨日の都内、気温が20度をこえた。
ポカポカ陽気を超えて、
日向では暑さを感ずるほどだ。
今朝も朝の気温は、
昨朝よりも低いものの4度程度だ。
その一方、北海道や北日本各地では、
数年に一度の猛吹雪になるとの予報が出ている。
北海道の一部地域の天気予報では、
外出を控えるようにとの放送が流れている。
十分な注意が必要だ。
1)高度プロフェッショナル制度
一昨日の衆院予算委員会で、
裁量労働制をめぐるデータ誤用や異常値に関する
私の質問に総理は次のように答弁した。
====
ここをきっちり実態把握しない限り、
政府全体として前に進めないという気持ちだ。
====
この質問に端を発し、
その深夜、働き方改革関連法案から
裁量労働制の対象拡大を切り離すことを
総理は明らかにした。
安倍政権の目玉政策の大転換だ。
労使が対等の立場で合意し、
働く方の裁量が確実に行使でき、
さらに実際に働く時間が一定範囲内でなければ、
裁量労働は勤務時間が長くなる可能性があり、
過労死の大きな要因になっている。
この裁量労働制を今回の法案から切り離し、
実態把握を行うとしたのは、
一見、評価できるように見える。
しかし新たな疑問も生ずる。
====
疑問1:
今回、なぜ裁量労働を切り離すことにしたのか。
厚労省の回答:
裁量労働制に関するデータについて、
国民の皆様に疑念を抱かせることとなったことから、
裁量労働制の実態について厚生労働省において
しっかり把握し直すこととし、
法案から削除することとなったもの
疑問2:
実態把握はどのように行うのか
厚労省の回答:
実態把握の時期や方法については、これから検討していく
疑問3:
労働政策審議会で再度議論し直すべきではないか
厚労省の回答:
今回の対応は、与党と相談した上で、
裁量労働制に係る改正事項を削除するというものであるため、
再度労働政策審議会に付議する必要はない
疑問4:
高度プロフェッショナル制度も、
労政審で裁量労働制と同じデータに基づいて議論されている。
これも法案から切り離すべきではないか
昨日の参院での総理答弁:
高度プロフェッショナル制度について、
柔軟な働き方を可能とするものであり、
また生産性の向上にもつながっていく。
予定どおり今国会に提出する法案に盛り込んでいく考え
====
以上の厚生労働省の回答は、
昨夜、私の事務所に対し、
厚生労働省が文書で回答したものだ。
これら一連のやり取りから、
裁量労働制だけを切り離し、
高度プロフェッショナル制度を
切り離さない合理的な理由が見えない。
高度プロフェッショナル制度は、
高収入の一部専門職を労働時間の規制から外す制度で、
スーパー裁量労働制とも言われるほど、
裁量労働制以上に過労死の原因になる可能性が高いものだ。
労政審では、この高プロも
裁量労働制と同様の条件で議論した。
そうなれば、当然、この高プロも
法案から切り離すのは当然だろう。
参院の予算委員会では、
ぜひこの点を厳しく追及して欲しい。
今日も早朝から勉強会だ。
さあ今日もブレずに曲げずに
確実に前進だ。
== 2018.3.2 ==
皆様のコメントを受け付けております。
-
-
安倍政権が崩壊しはじめてきたようで、次々に出てくる不正な処理の対応、本当にご苦労様です。
国会で、嬉しそうに(今日は苦しそうでしたが)嘘をつき通す太田君と佐川君をバカみたいな答弁で庇う麻生大臣をみてると、自民党が学校の教科書で指導しようとする「愛国心」というのは、たとえ国が間違った方向に進んだとしてもひたすら従うことを教えるのだと思います。弱肉強食の人間関係しか知らない人はいくら頭が良くても使い方が間違っています。佐川君も太田君も真実を必死に隠蔽するためについた嘘を正当化させるストーリーづくりに頭を使えば使うほど罪を犯してしまっている。蟻地獄いや安倍地獄に落ちちゃっていますね。
それでは眠くなりましたので、この辺で終わりにしたいと思います。
おやすみなさいませ。
おはようございます。
逢坂さんの睡眠不足、お体が心配ですが、寝不足でどうしてそんなに
頭がクリアに働けるんでしょうか、驚きです。さすがです。
NHKの国会中継をするよう、逢坂さんが強行に言って下さったのに、
もっとも知りたい28日の中継がありませんでした。
民放でのニュースや、あちこちワイドショーを録画したりして、国会の情報を掻き集め見ました。
でも、メダリストたちが帰国したのでオリンピック関連のニュースが多くて、民法にもっと国会の予算委員会の情報を丁寧に報道して貰いたかったです。
安倍総理が思いつきで、口からポンと出た実態把握の言葉を激しく追及する逢坂議員の場面を、民放で、昨日やっとある程度の長さで拝見できました。
この質問に端を発しと、今日の日記にお書きになってる様に、昨日私ツイートしたのですが、やはり逢坂さんのこの追及が「とどめ」になったんですね。
本当に素晴らしく、裁量労働制の拡大削除の大転換させた一番の功労者は、間違いなく逢坂議員です。
今迄、安倍一強で恐ろしい法案が次々強行採決されてきました。
オリッピックの陰に隠れて、働き方改革、裁量労働制の罪がほとんど報道されず、安倍さんは国民がよく分からないうちに強行採決しちゃおうと思ってるのかと、私、考えていました。
この法案に関心持ってる人達も、オリンピック一色で世論が盛り上がらないし、強行採決されること、ほとんどあきらめていたと思います。
でも、でも、逢坂議員が規制緩和の一番太い柱を倒させ安倍政権に大転換させました。高プロも倒せたら、大打撃で総裁選も危うくなると報道で言ってました。
「人間あきらめたらそれで終わりだよ、あきらめないんだよ」と、逢坂さんに教えて頂きました。ありがとうございました。
朝日新聞購読してますが、いつも逢坂議員のお名前は紙面のあちこちに目
にしていますが、いかにご活躍なさってるかよく分かります。
今回のことで、多くの国民を救って頂きまして、ありがとうございました。
逢坂さんを初め野党の皆様の今回のご努力と、成果を沢山の国民にアピールして、安倍一強を倒す礎にして頂きたいです。
今回の事で、財界の失望感もかなり大きいようですね。
また、仕切りなおしで法案提出してくるでしょうから、その時はまた野党共闘で、頑張って頂きたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
前川喜平さん、籠池夫妻(逢坂さんにとって例が悪いでしょうか)へのしっぺ返し考えると、一番の功労者の逢坂さんをちょっと心配してます。生意気にごめんなさい。 お気をつけ下さい。
出田 和子