徒然日記
7月9日 その3607『逢坂誠二の徒然日記』(5304 )
昨日は、朝から晩まで、
強い日差しの照りつける函館、
七飯を走り回った。
その後、最終の新幹線で、青森入りし、
今日は仙台に向かう。
同期衆院当選の郡和子さんが、
仙台市長選に挑戦する。
今日、出陣式。
その応援のための仙台入りだ。
1)共謀罪法は違憲
共謀罪法が11日に施行される。
憲法学者で首都大学東京の
木村草太教授が共謀罪法は違憲だと指摘する。
以下、朝日新聞から。
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テロ対策や国際組織犯罪防止条約の
締結という目的は納得できる。
しかし目的を達成するための手段としては、
共謀罪法は適切さを欠いた。
テロを準備行為から処罰できる法律は
すでに日本には存在する。
だから条約締結のために「共謀罪」の立法は
必ずしも必要ではない。
条約に加盟しても、死刑制度がある日本には
容疑者の引き渡しを拒む国も出てくるだろう。
本格的に参加するなら、共謀罪がないことより、
死刑を廃止していないことの方が
障害になる可能性が高い。
それなのに死刑制度は一切議論されなかったのは、
政府が条約加盟の意義を軽視している表れではないか。
あいまいな計画や危険性が極めて低い
準備行為まで処罰の対象となりかねないのも問題だ。
刑罰は重大な人権侵害。
憲法は
「刑罰を科すに値する法益侵害がない限り、
刑罰を科してはならない」
と求めていると解釈されている。
法律の条文通り適用すれば、
違憲となるケースが相次ぐだろう。
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木村教授は、こんな指摘をしているが全く同感だ。
衆院審議では、
死刑制度についても議論したかったが、
時間切れで、そこまで全く議論が進まないうちに
強行採決されてしまった。
今後の法務委員会の中でも、
改めて共謀罪の議論をしなければならない。
今日は、仙台入りの後、
午後には、即、帰函する。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.7.9 ==