徒然日記
3月13日 その3489『逢坂誠二の徒然日記』(5186)
夜明け前の函館、雲はあるが穏やかな朝だ。
気温は氷点下2度程度だ。
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昨日は、民進党として初の党大会が行われ、
東京日帰りの一日となった。
1)原発
原発について、色々な考え方、意見がある。
原発を推進する。
原発を止める。
いずれの道も地獄の道だと私は思う。
地獄とは、言葉が厳しいがそれが現実だろう。
代替エネルギーを示さずに、
期限を区切って原発をゼロにするのは
無責任だとの声も多い。
使用済核燃料の処理方法も決めずに
50年近くも原発を使い続け、
今後もその処理方法が決まらないままに、
さらに原発を使い続けるのも無責任だとの声もある。
いずれの無責任も、現時点では簡単に解消できない。
それが原子力を使い始めてしまった社会の現実であり、
ここが原子力社会の怖さなのだと思う。
私は、同じ地獄なら、
将来に禍根の少ない地獄を歩みたいと思う。
処理できない使用済核燃料をこれ以上増やせば、
さらに将来世代にツケを回すことになる。
原発は二酸化炭素削減に効果的だと言われるが、
膨大な熱で海水や河川水を温めて続けている。
既に将来に大きな禍根を残すことをやってしまったが、
その禍のもとを少しでも減らす努力を重ねるのが
人の道ではないか。
原発を止めるとエネルギー供給に
不安が生ずる可能性は否定できない。
しかし将来への禍根を承知で、
今さえ良ければ良いのだろうか。
将来へのツケ回しを極力減らす範囲で、
今を生きるのが当然のことではないか。
これが人の道だと私は思う。
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冒頭に記したとおり、
進むも地獄を、退くも地獄、
これが原発社会の現実だ。
原発ゼロを決めるなら、
様々な乗り越えなければならない課題について、
相当な配慮が必要だ。
電力会社の不良債権問題。
立地自治体の財政問題。
雇用問題。
これらは、即、十分な答えの出る問題ではない。
だがゼロというゴールを決めることが、
こうした難問にも真摯に取り組むことになる。
現状を肯定し、原発依存を続けることは、
単なる問題の先送りであり、
将来の課題解決をより複雑にするだろう。
気づいたら、即、取り組む姿勢が大事なのだと思う。
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東日本大震災の原因は地震と
それに伴う津波であることは明らかだ。
これによって多くの人的、物的、精神的被害が発生し、
私自身、今も言葉にならない
心が張り裂ける思いを持っている 。
その地震と津波によって、
福島第一原発が従来の想定を
はるかに超える大打撃を受けた。
大規模な自然災害であっても、
発生から一定の時間が経過すれば、
人的、物的な被害規模、その範囲は、ほぼ確定する。
しかし福島第一原発事故のような大規模な原発事故は、
発生から相当の時間が経過しても、
人的、物的、精神的な被害が確定しない。
ここが大規模な原発事故の恐ろしさだ。
東日本大震災は、大規模な自然災害だけではなく、
大規模な原発事故が併存しており、
ここにこの災害から脱却するための、
より一層の難しさがある。
今後、福島第一原発の廃炉に向けて、
どの程度の費用がかかるのかも分からない。
そもそも多額の費用をかけたからと言って、
廃炉のための手立てが全く分からない中で、
本当に廃炉ができるのかどうかも
判然としていない。
しかもこの先長い期間に渡って、
国民が当たり前に利活用できない
国土を生み出してしまった。
ここが他の災害と
東日本大震災との根源的な違いだ。
様々なことに思いを巡らしつつ、
初の党大会での蓮舫代表の話を聞いていた。
「原発ゼロ」、「人への投資」が、
我が党の大きな方針であることが、
より明確になった大会だったと認識している。
今朝もいつもの三箇所での街頭活動から、
屋外での活動がスタートする。
さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.3.13 ==
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