徒然日記

2月27日 その1675『逢坂誠二の徒然日記』



夜明け前、都内の気温は2度程度。

多少の雲はあるが、明るめの朝を迎えている。

日中は、さらに晴れ間が広がるとの予報だ。

予想最高気温は8度とのことだ。

1)大雪
昨朝の函館は、30センチ近い雪が積もった。

その影響で、市内各地で雪による交通障害や
落雪によるトラブルなどが発生した。

私の搭乗予定の飛行機も、
空港除雪のため着陸が1時間ほど遅れ、
結局、出発もその分、遅延した。

今年は全国各地から豪雪による、
さまざまな被害が寄せられている。

除雪経費は当初予算では対応しきれないばかりか、
倒壊家屋対策など、新たな対応も必要になっている。

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雪国以外に住む方ならなおのこと、
雪国に住む方であっても、
除雪の苦労は
なかなか理解してもらえないのが現実だ。

除雪作業にあたる皆さんは、
連日、緊張の連続だ。

雪の降り具合に応じて臨機応変に出動できるように、
24時間、常に備えていなければならない。

そのため夜も、明朝のことを考えながら、
早く休むなど、さまざまな配慮が必要だ。

冬の夜明け前、
除雪されていない道路を運転しながらの出勤は、
なかなか大変だ。

寒い車庫の中で、
除雪機械の暖気運転をしてから出動する。

夏の間に、縁石や石垣、障害物など、
その現状を熟知しておかなければ、
除雪によって色々なものを壊すことになる。

損壊を恐れて、
除雪幅を狭くすることはできない。

路幅の限界ギリギリまで、
きっちり除雪できるかどうかが腕の見せ所だ。

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豪雪時に合わせて、
除雪体制を組むことは、
経済上、極めて非効率であるため、
よほど余裕がない限り実現はできない。

平年ベースの予算の中で
体制を考えなければならない。

道路除雪は、
雪が降らなくても、
体制を整えてしまえば、
ある一定程度の基礎経費が必要になる。

人件費、除雪機械経費、保険料等、
これらは、除雪をしなくとも、
必要となる経費なのだ。

その上で、出動状況に応じて経費が上積みされる。

降雪量が多くなると、
この上積み経費が不足する。

雪国では、除雪だけでは、住民生活は守れない。

道路脇の堆積された雪を、
ロータリー等でダンプトラックに積み込んで、
雪捨て場まで運ぶ、
定期的な排雪作業も重要だ。

豪雪状態になると
連日の除雪経費の不足は当然のこと、
この排雪回数も増えることになり、
その予算も不足する。

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しかし、予算不足が生ずるからといって、
除排雪をしないわけにはいかない。

そのため、多くの場面では、
議会の招集を待たずに、
専決処分によって、予備費などを活用して、
除雪予算を増額させて対応する。

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どんなに予算を増額しても、
年度途中での除雪体制の増強には、
簡単に対応できないのが現実だ。

排雪のダンプトラックなら、
多少の増強は可能かもしれない。

しかしロータリー車、
除雪用タイヤショベル、
サイドウィング付除雪グレーダー、
プラウや腹がけブレード、
融雪剤散布装置を備えた除雪トラック等、
除雪専用機械の増強は簡単ではない。

仮に機械を増強することができても、
それを操作する人員の確保にも困難を要するのだ。

つまり秋の時点で、
決めた除雪体制の中で、
除排雪を行うのが現実的対応になるため、
どんなに予算があっても、
除排雪に手が回らない場合も出てくる。

それならば、
豪雪に対応できる体制を構築しておけばよいのだが、
前述したように、
雪が降らなくても基礎的経費が必要となるため、
あまり過大な状態を組むのは、
これまた難しいのだ。

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自治体や地域によって、
除排雪の体制には随分と差があり、
それぞれの立場で、
さらに効果的に除排雪ができる仕組みになるよう、
努力を重ねねばならない。

その一方で、除雪や排雪には、
日常生活の中では気が付かない苦労が多い。

これらの作業に従事する方々は、
こうした苦労を乗り越えて、
日々、住民の生活や命を守るために
献身的努力をされている。

こうした目に見えない努力も忘れてはならない。

除排雪とは、
簡単なように見えるが、
奥の深いものなのだ。

2)新春の集い
2月19日の松前を最終回として、
今年の新春の集い13会場が全て終了した。

一昨日、
事務所打ち合わせで、
各会場に足を運んだ皆さんの総数が、
3210人と報告された。

さまざま厳しさのある中だが、
今年も本当に多くの皆さんにおこし頂いた。
心から感謝申し上げる。

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今年の新春の集いでは、
現在、函館で毎月開催中のオープン・ミーティングを
各地で行って欲しいとの要望が出された。

この春以降、月一回の函館開催に加えて、
毎月、各地での開催を検討中だ。

各地域で、
多くの皆さんとの意見交換が実現するのは、
何とも楽しみなことだ。

また今年の「おおさか政治塾」の開講も検討中だ。

さあ今日もしっかりと前進します。
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   2012・2・27 Seiji Ohsaka

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