徒然日記

11月29日 その3385『逢坂誠二の徒然日記』(5082)

今朝の函館、昨夜からの雪で、路面は真っ白。

今日も寒い朝だ。

昨日は、朝街宣の後、昼まで地元で活動し、
その後、用務のため上京し、最終便で帰函した。

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国会が14日まで延長になる見込みだ。

また政府は、3次補正予算の編成も
決めたようだと報じられている。

三度も補正予算を編成もするとなれば、
単年度予算主義は完全に崩壊した印象を受ける。

自治体の補正は、
そのほとんどが年度内執行を
念頭にして実施される。

しかしこの時期の国費補正予算は、
繰越前提の場合が多い。

柔軟に、しかもふんだんに予算補正が行われることは、
喜ばしいと思うこともあるだろうが、
財政規律や計画的な財政執行の観点からは問題も多い。

しかし3次補正まで組むようになれば、
自治体の現場も、各業界団体も、
年一度限りの予算の時代には、
もう戻れないかもしれない。

1)福島第一原発の費用

政府はあまり明確にしようとしていないが、
政府の各種会議や報道などから、
福島第一原発に関する費用が、
倍増する見込みとなっている。

賠償:5.4兆円から8兆円へ

除染:2.5兆円から4〜5兆円へ

廃炉:2兆円から数兆円へ

中間貯蔵施設:1.1兆円で変わらず
(私は、用地買収等が難航しさらに増えると見ている)

この結果、合計が11兆円から、
20兆円以上となる見込みだ。

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これらの費用は、
一部、東電株の売却など東電資産が投入されるが、
その他大半は、名称、負担方法は様々だが、
基本的に全ての国民の負担になる。

しかもその一部は、我々北海道民も、
北電の電気料金に上乗せをされる形で
もう既に負担が始まっている。

しかし政府も電力会社も、
その実態をあまり明らかにしようとはしない。
(再生可能エネルギーの費用負担は
   極めてご丁寧に強調するが。)

あれほどの過酷事故が発生したのに、
電力会社も銀行も、どこも責任を被ることなく、
あとは国民負担が増嵩するだけなのだ。

こんなふざけた話はないが、
これが原発事故の現実だ。

損害保険の対象にできないほど、
事故時の被害の予測ができないのが原発だ。

その不都合な現実を支えていたのは、
絶対に過酷事故は発生しないという虚構だった。

現在、その虚構は崩壊した。

全く腹立たしいことだが、
事故対策費用は、
税か受益者負担しかあり得ない見通しだ。

過去に本来徴収すべき費用を徴収できていなかったとして、
広い範囲の受益者に、この負担を求めるようだ。

それが成り立つなら、
過去に東電株で儲けた皆さんからは、
本来払うべきではない収益を支払ったので、
その収益を今後、減ずるという措置も形式上はありうるが、
株に関しては、そんな議論は起きてはいない。

東電が何かの収益事業を行って、
その収益で、対策経費を賄う以外、
税か、受益者負担しか対策経費を工面する手立てはない。

ならば政府も東電も、そのことを早く明らかにして、
謙虚に国民に謝罪の上、早急に費用負担の道を探るべきだ。

これが今の日本の現実だ。

それなのに世界で一番の規制基準とか、
福島の状況は完全にコントロールされているなど、
的外れに胸を張って、原発を輸出するのは、
常軌を逸した行為だ。

それを安倍総理は、なぜ理解できないのか。

政治には鈍感力が必要だが、その鈍感さにも限度がある。

限度を超越した鈍感力は、単なる愚かでしかない。

2)インフルエンザ

インフルエンザが、既に流行しているという。

例年よりも一月ほど早い流行だ。

インフルエンザに罹患すれば、
全ての仕事をストップせざるを得ない。

そこで昨日、早速、予防接種を行なった。

うがい、手洗い、基本が大切だ。

今日も朝街宣で屋外の活動を開始。

その後、函館で仕事を行い、
混乱の国会に備え、上京となる。

さあ今日も、確実に前進します。

==  2016.11.29  ==

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