徒然日記

11月13日 その3369『逢坂誠二の徒然日記』(5066)

函館は雨と霧、
しかも雷と稲光の朝を迎えた。

激しい天候だ。

昨日も朝から深夜まで、
地元を走り回った。

まだまだ不十分だが、
とにかく歩く、歩く、これに尽きる。

1)日印原子力協定

昨日、日印原子力協定が
外務省のHPに公開された。

この協定もそうだし、
先日の国連での核兵器禁止条約に関する決議への反対といい、
色々と難しい理屈をこねているようだが、
結局、その真意は、核の抑止力の温存であり、
原発の輸出なのだと思う。

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日本がインドに原発を輸出がすれば
核の拡散に手を貸すことになるだろう。

世界唯一の被爆国日本がやるべきことではない。

今回、日本はインドに対し、
使用済核燃料の再処理を認めた。

そうすればインドは、原爆の原料になりうる
プルトニウムを取り出すことが可能になる。

このプルトニウムも発電にしか使わないということのなのだろうが、
日本の現状を見れば、プルトニウムを使った発電は思う通り進んでおらず、
日本も48トンものプルトニウムを抱え込んでしまった。

日本もできないプルトニウムの平和利用を
インドに求めてもそれは非現実的なことだ。

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インドは過去に核実験を行っている。

今回、仮にインドが核実験を行った場合、
日本からインドへの原子力協力を停止することが、
協定とは別の文書で確認されたという。

しかし仮に協定を停止しても、
一旦輸出した原発の資機材を
引き上げるのは非現実的なことだろう。

協力停止の効力が遡及適用されない限り
協力停止の約束は空手形の可能性が高い。

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日本がすべきことは、足元の金儲けではなく、
世界の将来を見据えた、廃炉や再生可能エネルギー、
省エネの分野での貢献だ。

福島第一原発の現実を受け入れずに、
原発輸出に奔走するのは、狂気の姿に見える。

さあ今日も、確実に前進します。

==  2016.11.12  ===

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