徒然日記
11月7日 その3363『逢坂誠二の徒然日記』(5060)
新しい週の始まりだ。
週末も地元を時間の隙間なく走り回った。
その合間を縫って街宣も。
ところがちょっと寒すぎたというか
ペースを上げすぎた。
昨夕から一気に風邪の症状に。
今朝は、熱はないが体のあちこちが痛い。
さらに頭痛も。
今朝は、いつもの月曜よりは
ブルーな雰囲気で活動開始だ。
1) 日印原子力協定
政府にいくら聞いても口を割らない日印原子力協定が、
いよいよ11日頃に調印されそうだ。
インドは、核実験を行った国であり、
核拡散防止条約も締結していない。
世界唯一の被爆国であり、
原発事故を経験した日本としては、
絶対に許されない協定だ。
11月2日の法務委員会で、
日印原子力協定に関して質問した。
しかし、政府の答弁は、
「署名については何ら決まっていない」
「詳細に立ち入って説明することは差し控えたい」
と繰り返すばかりで、国会にもその内容を知らせない。
原子力技術の輸出という国の産業のあり方を変え、
国際社会のバランスも変えてしまうような協定を、
国民にも何も知らせないで決めていいはずがない。
国民は、全てのことを政府に白紙委任している訳ではない。
協定締結後、インドが核実験を行った場合、
日本からの協力を停止することなども議論されているが、
一旦、原子力発電所を輸出した後は、
協力の停止は何の意味もない空手形となる可能性が高い。
国民的議論のもと、
また核不拡散という国際世論も見据えて、
大きな議論をすることが私たちに課された課題であり、
断じて締結を認めるわけには行かない。
2)原発事故費用
昨夜のNHKスペシャルを観た方も多いと思う。
福島第一原発の廃炉関連費用が損害賠償を含め、
現時点予測で13.3兆円…… 。
東電だけでは到底負担不可能なのだ。
このことは以前から指摘されていたが、
国会でいくら質問しても
政府は首を縦に振らなかった。
それをNHKが、独自取材をして報道した。
原発事故の費用は、結果的に、
電力料金か税金でしか負担の道はない。
だからこそ、私は、
保険にも入ることのできないほど
膨大な被害が発生する可能性のある原発は、
私たちの社会に馴染まないもの
であることを指摘してきた。
今後、福島第一原発の事故対策と廃炉費用は、
どの程度の額になるのか、
皆目見当のつかない状態だ。
しかしその負担は、
我々と我々の将来世代が
負担しなければならない。
これが現実だ。
だから早く原発から手を引かねばならない。
さあ今日も、確実に前進します。
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2016.11.7
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