徒然日記
1月12日 その1630『逢坂誠二の徒然日記』
夜明け前の空、星が瞬いています。
今の気温は1度程度。
日中も6度程度と気温は低めで推移します。
1)在欧州大使
昨日、在欧州大使会議出席のため、
一時帰国されている在欧州大使の皆さんから、
欧州情勢について話を伺い、
多少の意見交換をしています。
参加大使は次のとおりです。
EU代表部大使
駐ギリシア大使
駐イタリア大使
駐英国大使
駐ロシア大使
駐フランス大使
駐スペイン大使
====
話題の中心は、
欧州の財政危機や、
ユーロ圏の動向、
さらにはフランス大統領選挙などでした。
大変な財政状態となっている
ギリシャやイタリアでは、
確かにデモなども多いのですが、
その一方で、
国民は割と平穏な雰囲気もあるようです。
貴重な話を伺うことができました。
2)説明など
一昨日、ある会合で、
私から次のような話をしています・
====
・
政権や民主党に対する批判の嵐が吹き荒れている
・
特にマスコミ情報を鵜呑みにした
「マニフェストが崩壊」、
「期待はずれ」等の批判が多い
・
しかし、
「マニフェストが本当に実現していないのか?」と問いかけ、
福祉、医療、一次産業など団体毎の状況を伺うと、
マスコミ批判ほどに現状は悪化していないことを多くの方が話す
・
もちろん普天間問題など
真正面から批判されるべき案件もあるが、
かならずしも政策を検証したうえでの批判ではなく、
世間全体を覆う「民主党が悪い」という
何となくの雰囲気が根強く染みついている
・
しかし個別の政策是非を問いかけると、
診療報酬確保や福祉分野の改善、
高校授業料無償化、
段階的な少人数学級の実現、
(十分ではないが)子ども手当の実現、
農漁業戸別所得補償などを評価する声も多い
・
公共事業削減を評価する声と、
削減を批判する声があるが、
具体的事業を例に「選択と集中」を説明すれば
賛同はしなくとも、多少の納得感が得られる
・
地方財政の改善は、多くの自治体が実感している
・
新しい公共への評価も多い
・ つまり重要なのは、
団体や場面に応じて、
個別政策の現実をキチンと説明できること
・ 社会保障と税の一体改革への批判も多い
・
「財政難の中でも一定程度の歳出確保が必要」、
「デフレ脱却や景気対策」、
「国債の信用確保」、
この三つの課題に一定の答えを出すのが
「安定的財源の確保」であり、
その方策が消費税
・
現実の税率引き上げの前に、総選挙があり、
その後、トリガー的条件を踏まえた閣議決定によって
最終実施が決まることになり、
4年間消費税は引き上げないとのマニフェストにも合致
・
消費税率引き上げの前には、
国会議員定数削減などの行政改革を断行
・
逆進性や低所得者対策も講ずる
・
以上を説明すれば、
賛同とまでは行かなくとも一定の理解の雰囲気が
・
野党は解散を叫ぶが、
被災地の現実を思うと、
来年度の衆参同時選挙が現実的との意見もある
・
いま私たちに求められるのは、
私たちが実現した政策や
今後取り組もうとしていることへの
「適確な説明」と「政策過程の「見せ方」の工夫」
・
あわせて分かりやすく単純な行財政改革の断行
・
そのためには、「政局」と「政策」の両面を踏まえた
「税府と与党全体のマネージメント機能」の強化が必須
・
また、与野党協議を拒否する
野党の理不尽ぶりを明らかにするため、
次期通常国会冒頭で野田総理が
野党党首と党首討論を行うもの一つの案
(論点は、付則104条、自民党マニフェスト、
「財政難・景気・ソブリンリスク」への無策など)
====
こんな話をさせて頂きました。
今日も各種取り組みが目白押しです。
・大都市制度等WT
・地域主権調査会
・政府の新しい公共推進会議
など、重要案件が一杯です。
さあ今日もしっかりと前進します。
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2012・1・12 Seiji Ohsaka
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