徒然日記
1月2日 その3104 『逢坂誠二の徒然日記』(4748)
新年二日目の函館、静かな朝を迎えた。
日の出までまだ2時間あるが、路面は濡れている。
気温はプラスだ。
昨年末から今日まで、穏やかな天候が続く。
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大晦日の深夜から活動を開始し、
お世話になっている神社数か所を回って午前2時に帰宅。
仮眠後、午前5時からの元朝会に参加。
その後、挨拶回りに歩く。
夕方には外回りを切り上げて、ニュースの発送作業を行う。
何とか発送作業に目途がついたのは午後11時頃。
その後、よせば良いのに、「孤独のグルメ(旭川編)」を見て、就寝は午前1
時。
元旦からちょっと飛ばし過ぎと思いつつも、例年もこんな感じだ。
1)社説
元旦各紙の社説にいつもどおり目を通す。
道内では最も読者の多い北海道新聞の社説の概要を記した上で、
順次、毎日、、東京、朝日、読売、産経、日経の社説に言及する。
【北海道新聞】
今年の道新の社説は、分かりやすい。
タイトルは、「岐路の年に 格差と分断のない社会を」。
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冒頭に、今年を「「国のかたち」を問う一年」としている。
「昨年は安倍晋三政権の強引さが際立った」と指摘。
その具体として、
安保関連法を数の力で押し切ったこと、
TPPの大筋合意、原発再稼働をあげ、
「国民議論を脇に置くやり方は、民主主義の真っ当な姿」ではいないと言う。
この夏の参議院選挙を、
「世論を顧みぬ権力の振る舞いを正し、進むべき方向を探る」機会と位置付けて
いる。
こうした認識は、私の思いとも通ずるものだ。
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安保関連法によって、
(日本人が)「殺し、殺される状況にいつ巻き込まれるか分からない」上、
「立憲主義もも踏みにじった」と厳しい批判をする。
TPPに関しても、貿易自由化の流れを認めつつも、
「議論が不十分なままではしこりが残り、産業の淘汰も招きかねない」という。
これらの認識も私と同様だ。
「安倍政権は安保法制はじめTPPも原発の「既に決着済み」と、やり過ごそうと
している。
だがすべてが終わったわけではない」と指摘し、具体的な議論は「現在進行
形」。
改めて夏の参院選挙を、「民意をしっかりと示す場」とすることを指摘。
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今の世界は、
「新自由主義が生んだ弱肉強食のグローバル経済にさらされ、格差が拡大」した
という。
さらに「多様性を認める寛容さが失われつつある」という。
「それが従来の国際秩序を突き崩し紛争や大量の難民流入、そしてテロの土壌と
なった」。
だから「社会全体で取り組まねばならいないのは格差の是正」だという。
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「所得格差は教育格差や地域格差につながり、社会を分断する。
「溝」を埋める仕組みづくりが急務だ」が、
安倍政権の(経済)「成長すれば、難題を克服できるとの論法」に疑問を呈し、
「成長こそが豊かさや幸福を実現するというGDP信仰にすがり続けていいのか」
と指摘。
「目指すは、若者もお年寄りも安心して暮らせる社会。
そのためにはまず雇用環境を整え、それを支える福祉の安全網を拡充する」一方
で、
「限りある資源を分かち合い、地産地消の視点を国全体に広げる循環型経済」へ
の
価値感の転換を呼び掛けている。
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冒頭にも記したとおり、今年の道新の社説は分かりやすく、私の思いとも一致す
る。
参院選の認識や、「成長」頼みへの疑問も同感だ。
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毎日新聞社説のタイトルは、「民主主義 多様なほど強くなれる」、
東京新聞は「歴史の教訓を胸に」であり、いずれも違和感がない。
朝日新聞社説は「深くねむるために」との、ちょっと不思議なタイトルだが、
指摘していることは重要だ。
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まず毎日新聞は、「社会が多様性を失えば、国が滅びることもある」という。
「民主主義が機能する強い社会」として次をあげている。
「国の未来に多少な選択肢が提示され、公平・公正な意見集約が行われる社
会」。
「その結果としての政策決定に、幅広いコンセンサスが存在する社会」。
この指摘は、私がニセコ町長時代に痛感したものであり、実に良く分かる。
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「国家主導型の社会」か、「自律した個人の多様な声が反映される社会」か、
日本は、今、この岐路に立っている。
「民主主義を鍛え直すためには、国民が決定の主役となる、後者の道を選びとる
べき」
というのが、毎日新聞の立場であり、これに私も同感だ。
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公正・公平な報道が民主主義を担う一翼。
「メディアの公平さ、公正さは、異論や批判を多様に吸い上げることで確保」さ
れる。
最近の報道に関しては、形式的中立が公平・公正との雰囲気があるが、
「異論や批判を多様に吸い上げるべき」との指摘は全く同感だ。
多様性を認め、批判を許すことが、「民主主義とは何か」という問いへの答え。
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毎日新聞は、こんな指摘をしているが、
私のこれまでの社会経験を踏まえて全く同感と思う部分が多い。
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(ここまで書いたところで時間切れだ。この続きは明日にする。)
昨年から東京、毎日、朝日、日経、読売、産経、日刊ゲンダイ、夕刊フジの各紙
を
電子紙面版(テキストではないもの)に切り替えた。
そのため今は、以前のように大量の新聞を抱えて移動することもなくなった。
現在、紙の紙面を抱えて歩くのは電子紙面版がない、
北海道新聞、函館新聞、日本農業新聞など、幾つかに限られ、随分と便利になっ
たが、
書き込めないなど不便も多く、アナログも悪くない。。
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今日は、引き続きニュースの発送作業を行う。
昨夜の頑張りもあり、たぶん朝のうちに終えることができるだろう。
その後、今年の初街宣を実施。
さらに挨拶回りなどに歩く。
さあ今日も、確実に前進します。
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2016・1・2
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